機能的なカラダとは

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関上 寅之輔上級Conditioning Coach


「機能的なカラダ」とは、どのようなカラダを指すのでしょうか?

R-bodyでは、
「機能的なカラダ」に必要な要素を
「Functional Training理論」の5つの原則を用いて説明しています。

  1. ■Functional Training理論 5大原則
    (1)重力の利用

    (2)分離と協同
    (3)キネティックチェーン
    (4)3面運動
    (5)力の吸収と発揮

こうしてみると少し難しい話に聞こえますが、
皆様にも分かりやすいように解説していきますね。

今回は、
5大原則の中から、
(1)の「重力の利用」についてご説明します。

私達が地球上に生活する限り、
絶対に逃れることのできない力が「重力」です。

「今日は疲れたから、日課のランニングは半分にしよう。」
と言った具合に、
「今日は疲れたから、重力を半分にしよう。」
とはできませんよね?

日常生活から、スポーツ活動に至るまで、
私達の活動の基本姿勢は立った姿勢(立位姿勢)であるといえます。
その為、私達は常に「重力」に抵抗して立位姿勢を保持し、
その上で適切にカラダを動かす事が求められるわけです。

 

■重力を考慮してトレーニングをしましょう!
そう考えたうえで、下記のトレーニング種目を見てみましょう。

この種目は、
胸の筋肉を強化するベンチプレスという種目ですが、

背骨は
背もたれによって真っ直ぐに保たれているのが分かるでしょうか?

この種目だけを沢山頑張って行っても、
重力に対して
背骨を真っ直ぐにキープする力はあまり強化されません。


そういった理由から、
私達の基本姿勢である立位姿勢においては、
この種目で頑張って鍛えた胸の力を発揮しずらい事は
容易に想像できると思います。


例えば、
せっかく鍛えた胸の筋肉で壁を押そうとしても、
写真のように
背骨をまっすぐに保てなければ力はロスしてしまいます。

みなさんが
一生背もたれを背負ったまま生きていくのであれば、
このような問題は起こらないと思いますが・・・
なかなかそうはいかないですよね。

 

では、次の種目を見てみましょう。

こちらも先程の種目と同じく、
胸の筋肉を強化する種目ですが、
重力の負荷に対して、
背骨を自分の力でまっすぐに保っていることが見てとれます。

もちろん、
最初に説明をしたベンチプレスが、
悪い種目という訳ではありません。

様々な目的でR-bodyでも頻繁に利用されています。

ただし、
機能的な身体活動には、
重力に対して自分の力で良い姿勢を保ち、
その上で適切にカラダを動かせる。

そういった機能が必要不可欠であり、
その観点で日々のトレーニングを行うことが大切なのです。

この写真のように、
重力の負荷があっても、
背骨を真っ直ぐに保てれば、鍛えた胸の力も効率的に利用できます。

今回は、
「重力の利用」の考え方の一部をご説明させていただきました。


今後も機能的なカラダづくりの為に
必要な「5大原則」について解説してまいりますので、
皆様の日々のコンディショニングに是非お役立て下さい!

 

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