片手や片足でトレーニングを行うメリット
荒井 秀幸上級Conditioning Coach
皆さん、こんにちは！
今日は片手や片足で行うトレーニングにはどんなメリットがあるかお伝えします。
写真のように片手や片足で行うトレーニングと両手・両足で行うトレーニングではどのような差があるのでしょうか？
①使われる筋肉が変化する
両足のスクワットで100kgの重さを持ち上げられるのに片足のスクワットでは自分の体重をうまく支えられない人がいます。
これはなぜか。
そもそも両手・両足の動作と片手・片足の動作では使われる筋肉が変化するからです。
片手や片足の動作になった時は、両手・両足と比較しカラダの横側についている筋肉の活動が増えます。
それは人間が重力に対してカラダを安定させるために起こす自然な反応なのです。
②ケガの予防
スポーツや日常生活は必ずしも両手や両足で行われる訳ではありません。
両手や両足で高重量のトレーニングができても、片手や片足で適切に動けない場合、けがにつながってしまいます。
③筋力の変化
例えば、スクワットにおいて両足で100%の力発揮ができる場合、単純計算で言うと片足になると50%の力が出せると言う考えになるかと思います。
ある研究の結果では、片足でも両足の80%くらいの力は出せると言うことがわかりました。
つまり片足でしっかり負荷をかけていけば両足の最大筋力も高まるのではないかと言うことです。
そう考えると片側の動作は筋力の観点でも有用なのではないかと思います。
④脳・神経的な効果
右半身・左半身を使った情報は対側の脳に送られ脳を刺激します。
つまり運動は筋肉を刺激するということもあれば脳を刺激することにもなります。
特定の運動ばかり繰り返すと特定の脳の領域ばかり刺激することになります。
片手・片足の動作を行うことで脳へ多様な刺激を入れることができます。
トレーニングというとどうしても両手・両足になりやすいですが、
動作の習得度合いに合わせて片側動作もぜひ取り入れてみてください！
END：2024.11.08
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