R-Conditioning Coach養成講座 受講生の声 Vol.5 前編
今回“受講生の声”をいただいたのは
昨年R-Conditioning Coach Basicコースを受講されたMasaさんです。
Masaさんは“超人”と称される
パルクールのトレイサー(実践される方の名称)、
そして育成するヘッドコーチでもあり、
また身体の動きを追求した
ムーブメントコーチとして活躍されています。
R-body 中島:
Masaさん、今回は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
早速、質問に移りますが
昨年Basicコースを受講されての感想を聞かせてください。
Masaさん:
こちらこそありがとうございます。
とても濃厚で充実しました。
(R-body)代表の鈴木さんの
「知って終わりではない。出来て終わりでもない。
目の前のクライアントを改善させて初めてゴールである。」
の言葉はとても印象的でした。
R-body 中島:
その言葉が印象に残ったのはなぜですか。
Masaさん:
僕もこれまでに色々なセミナーに参加したり、
色々な資格の勉強をしたりしてきたけど、
学んだことを覚えているかを試験で確認していく流れで
何か満たされない感覚がありました。
R-ACADEMYでは事前に学習したことを
講義のなかでアウトプットすることに
多くの時間を費やしていて、自分が本当に理解しているのか、
できるようになっているのかを確認することができることが
素晴らしいと感じました。
R-body 中島:
ありがとうございます。とても嬉しいです。
MasaさんがR-ACADEMYを受講される前に
悩まれていたことや苦手だったこと、
また、受講してどのような変化があったこと、
解決できたことがあれば聞かせてください。
Masaさん:
ムーブメントコーチとしての僕のセッションは動きの難易度が高く、
初心者の方やフィジカルレベルが低めの方には
少しハードルが高めでした。
僕なりにその動きをどういう意識で行うか、
なぜ必要かを説明してはいましたが、
「いやいや無理でしょ」、「それは難しいよ」と
拒絶されるシーンも多く、
僕もそういう方々に対しては
「本当に僕のセッションで大丈夫か?」
「他のセッションの方が良いのでは?」と思い、
伝えるようにもなっていきました。
当時の自分の強みを考えると、身体が仕上がっていて、
1の動きを伝えて2も3もできるような身体に対して
感度の高いアスリートを中心にサポートにしていました、
また、パルクールはヘッドコーチとして
初心者コーチを育成するなかで、
伝えたいことが上手く伝わらない状況がありました。
当時は悩み事で捉えてはいなかったのですが、
R-ACADEMYを通じて
相手に伝わるように伝えるコーチングに触れ、
これまでのムーブメントセッションでの指導や
パルクールコーチへの育成方法に対して
「こう伝えると伝わるんだ。」が分かり、
以前上手くいかなかった理由にも気づき視野が広がりました。
エクササイズの説明の仕方、
フォーム修正の段階的なアプローチ、
なぜこの運動が必要なのか、
動作を関節運動や5原則をふまえて捉える事で
何が起きているのかを
受講者同士ペアになって指導し合う実践練習のなかで
アウトプットしては振り返り、考え、またアウトプット・・・
この反復練習で得たことで、
ムーブメントやパルクールのセッションでやりたい動きを
参加者が上手くできないときに、
動きをみて効果的なフォームの修正や難易度を調整して
段階的にアプローチすることができるようになりました。
指導者としてのレベルが上がったと心から感じました。
TERRACE Athletics Masa
16歳でパルクールと出会う。高校卒業後には、デンマークの『体育アカデミー』でアクロバットとダンスを学ぶ。ダンスでは世界的なダンスバトルイベント「Floor Wars」にも出場。その後、米国カルフォルニア州の大学でキネシオロジー学(人間運動学)を専攻し、ダンスチームに所属すると同時に、世界的なパルクール組織にも所属。国際的なパルクール講師資格を持ち、国内外で幅広い年齢層にパルクールを教えた経験を持つ。英日のバイリンガル。一人ひとりの個性に合わせた分かり易い指導に定評あり。
END:2020.06.14