Mobility & Stability
皆様こんにちは!
今回の担当は石原です!
先日、新体操クラブのトレーニング指導をさせていただきました。
新体操との関わりが初めてで未知の世界だったのですが、
想像していた以上にみんな柔らかい・・・
普段施設でトレーニング指導をしている最中、
どこかに痛みがあると「体が硬いからね〜」
というお声を耳にすることがあるのですが、
柔軟性がある新体操の選手でも、
慢性的な痛みが生じることがあります。
それはなぜか?
今回はその原則について少しお話を。
まず人の体の関節には、可動性(Mobility:モビリティ)と、
安定性(Stability:スタビリティ)という原則があります。
可動性(Mobility:モビリティ)とは、
誰かに動かしてもらっている、
関節そのものの可動域のことを指します。
例えば、ストレッチを受けているような姿勢で、
必ずしも自分でコントロールすることが出来る、とは限りません。
安定性(Stability:スタビリティ)とは、
上記の「可動性」の範囲内で、
自由自在に能動的にコントロールする能力を指します。
自分の脳みその神経伝達によって「動けー!」
という指令を送って筋肉が働いて動く、自動運動。
しかもそれが自由自在に動かせるか、というのがStabilityです。
Mobilityが不十分ですと、関節はそもそも動かせないですし、
仮にMobilityがあったとしても、
それを自分の脳みそからの神経伝達のもと
動かすStabilityの能力がなければ、関節は動きません。
つまり、関節というのは適切なMobilityと、
そのMobilityの範囲内を
自由自在にコントロールできるStability、両方が必要です。
それをR-bodyでは造語で
“Mostability(モスタビィリティ)”とよんでいます。
もし、皆様の中に、Mobilityが不十分の方がいらしたら、
ご自身でストレッチを行なったり、
または、マッサージにいったりして施術してもらうことは、
Mobilityを向上させることには効果的です。
ですが、それらは自分での神経伝達を行なっていない、
もしくは誰かにされているのであって、
Stabiltiyの向上にはつながりません。
じゃあ、Stabilityを向上させるためには何をしたらいいの?
と言ったら、コンディショニングです。
コンディショニングをして”自分で動かす”力を養っていく、
ということが必要になります。
今回は人の機能の原則の1つ、
Mostabilityについてお話をしましたが、
この原則から外れてしまうと、
人は怪我をしてしまったり
慢性的な痛みが生じてしまったり、
スポーツをしている方は、
パフォーマンスの低下に繋がってしまうことがあります。
話を戻すと、新体操選手はMobilityは、
十分に備わっているかもしれませんが、
Stabilityが足りていない可能性があります。
ということで、これからバシバシコンディショニング指導していきたいと思います!!
意外とMostabilityがある和藤コーチ。
S井コーチは、、、
ちょっと大変そうですね!
これは自分で動け!!
という指令を送っていてもこれが限界。
ならば人の手で押したら?!
もし押してもらってもっと前に倒れたら、
これはS井コーチはStabilityが低い。
ということになります。
・・・。
あまり変化がありませんね!
ということは、
S井コーチはMobilityが低い、ということになります。
ストレッチを頑張ってもらいましょう!!
もう一人余裕のコーチのスマイルショットです♡
END:2021.03.09