膝前十字靱帯リハビリ日記②

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石原 亜耶Conditioning Coach

皆様、こんにちは!

今回のコラムの担当は石原です。

 

今回は、膝前十字靭帯のリハビリ日記②

ということで、手術日までのリハビリについて

お話をしていきたいと思います。

 

膝前十字靭帯がどのような役割をしているかは、

こちらのコラムでお話をさせていただきましたが、

断裂をしてしまったらすぐに手術を

しなくてはいけない訳ではございません。

 

前十字靭帯断裂をした際には、

関節鏡視下前十字靱帯再建術

・保存療法

のどちらかを選択します。

 

断裂した後の痛みや腫脹、

曲げ伸ばしの可動域制限等の症状は

2〜4週間ほどで改善し、

日常生活は普通に送れるようになり、

軽いジョギングができるようになります。

 

しかし、スポーツ復帰をした時に

膝がガクッと外れるような

膝崩れが起こってしまったり、

靭帯を損傷したままで運動や生活を続けていると、

半月板や軟骨のなどの膝のクッションの役割を

している組織が傷ついてきます。

 

「ずっと続けてきているバレーボールを、

できれば長く続けたい!」

「トレーニング指導も不安なくできるようにしたい!」

将来的に膝へのリスクを考えた上で、

今回手術をしようと決めました。

 

私は7月14日に受傷し9月9日に手術を受けたので、

約8週間、手術前のリハビリに取り組みました。

 

手術までに大切なことは

・腫脹の軽減

・関節可動域の回復

です。

 

■腫脹の軽減

膝の上を押してみて、

プヨプヨしている感覚があったり、

膝のお皿の形が見えないくらい腫れていると、

手術後の回復を遅らせてしまうことがあるため、

できる限り反対の健康な脚(健側)と比較して

上記のような症状がないようにします。

 

そのために効果的なのが

Icing(アイシング)です。

私は毎日20分のIcingを

こまめに続けておりました。

 

氷嚢は肌身離さず。

 

膝関節の可動域の回復

手術前の目標は膝関節を伸展(伸ばした状態)0°、

屈曲(曲げた状態)120°です。

 

ここでリハビリエクササイズを

2種目ご紹介します。

 

まず、伸展の可動域向上に有効なのが

「Quad setting(クワドセッティング)」

という種目です。

①バスタオルやクッションを膝の裏におきます。

 

②バスタオルやクッションを押しつぶすように

腿の前に力をいれ5秒ほどキープします。

 これを20回2〜3セット実施します。

 

次は、屈曲の可動域向上に有効な

「Heal slide(ヒールスライド)」です。

①膝を伸ばした状態で座ります。

 

②自分の手で膝を引き寄せるように

膝を曲げていきます。

少しずつ無理のない範囲で行うのが

ポイントです。

 

これを5分程実施します。

 

 

上記のIcingとリハビリ種目を地道に

コツコツと続けました・・・

とても地味なことですが、

手術前の回復具合によって、

手術後に大きな影響をあたえるため、

手術前から競技復帰への道が

スタートしていると思い頑張りました!

 

次回はいよいよ手術当日と、

手術後のリハビリについてお話したいと思います!

 

 


END.2022.10.5

 

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