自律神経〜命を支える仕組み⑥〜
みなさんこんにちは。
R-bodyの山口です。
まだ夏の名残が感じられる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
秋の気配が少しずつ深まる中、
季節の変わり目の一日一日を大切に過ごしたいですね。
特に夏の疲れが出やすいこの時期、
自分自身のペースで心とカラダを整えることが何より大切です。
今回は、自律神経シリーズの第6回として
「消化機能」についてお話ししたいと思います。
消化機能は、自律神経が調節する重要なカラダの働きの一つです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、
それぞれ異なる方法で消化に影響を与えます。
これから、その違いと自律神経のバランスが
どのように消化機能に関わるかをお伝えしていきます。
まず、交感神経はストレスを感じたり、緊張したりすると活発になります。
例えば、危険を感じたときや急に重要なプレゼンテーションをしなければならない場面では、
カラダが「戦うか逃げるか」のモードに切り替わり、
消化機能は一時的に抑制されます。
そのため、胃や腸への血流が減り、
食べたものの消化が遅れることがあります。
これが続くと、
消化不良や胃の不快感につながることもあります。
一方で、副交感神経はリラックスしているときや、
食事を楽しんでいるときに活発になります。
食事の後に眠くなるのは、副交感神経が働き、
消化器官がしっかりと動き出している証拠です。
副交感神経が優位になると、胃や腸への血流が増え、
消化酵素も十分に分泌されるため、食べたものの消化がスムーズに進みます。
自律神経のバランスが取れていると、消化機能も安定します。
しかし、現代の生活はストレスが多く、交感神経が過度に働きがちです。
これが続くと、副交感神経の働きが弱まり、
消化がうまくいかなくなることもあります。
もし胃腸の不調が続いているなら、
それは自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません。
自律神経のバランスを整えるには、日常生活に少し工夫が必要です。
例えば、食事の時間を一定にすることで体がリズムを覚え、
消化機能が整いやすくなります。
また、適度な運動やリラックスする時間を持つことも大切です。
深呼吸や瞑想といったリラクゼーション法も、
交感神経の過度な活性を抑え、副交感神経が働きやすい環境を作ります。
さらに、便秘が続く場合は、小腸で消化されにくい食物繊維を摂取すると、
大腸の動きが促進され、排便がスムーズになることがあります。
最後に、自律神経のバランスを保つことで、
消化機能はスムーズに働きます。
ストレスが多いと感じたら、
少し立ち止まって自分の生活を見直してみるのも良いかもしれません。
バランスを整えることで、体も心も健康に保つことができます。
次回は、自律神経シリーズ「汗腺の調整」についてお話ししますので、どうぞお楽しみに!
END:2024.09.13
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