共につくっていく〜感覚を共有することは大事〜

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川田 真琴上級Conditioning Coach

カラダの不調を良くしたい。
スポーツのパフォーマンスを向上させたい。
こんなことができるようになりたい。

そのような時、運動施設に通ってトレーナーに運動(カラダの使い方)を教えてもらう方が増えてきているのではないでしょうか。

ジムに通うことは初めてのことだし、専門家に教えてもらうのだからと、全てをトレーナーに委ねてしまうことも時にはあるかもしれません。
ただ、全てを委ねてしまうことが果たして効果的なのか?というと・・・Yesとは言いきれません。

私たちトレーナーは、解剖学や運動生理学・神経科学など、カラダに関する専門知識を有していますが、その専門領域で言われていることが、全ての方に同じように、同じタイミングでフィットするとは限りません。

人は過去の経験から未来を予測をすると言われています。
また、未来の予測は、現在を認知することから始まります。
目から耳から、筋肉から、関節から、皮膚から刺激を受け取り、現在を認知し、現在から未来を予測して動作を繰り返していきます。

現在を認知するとは具体的にどう言うことかと言いますと、例えば、自分の筋肉や皮膚の張り、関節の位置などから刺激を感知し、「ここが効いた」「ここが伸びた」「力んでる感じがある」「楽に動作ができた」「ここが曲がっている」など感覚を言語化することです。

トレーナーは、「こう動いてほしい」「ここに感じてほしい」などという医科学的背景をもとにした理想と、
お客様自身の動作(感覚含)との差分を理解し、「そした次こうしたら何か変わりますか?」「どうしたらできそうですか?」と言うように、差分を埋めていくことをすることを繰り返して、お客様にとっての正解(効率的な動き)を一緒に探していきます。

お客様からの感覚の共有は私たちトレーナーにとって、お客様の現在値を知る重要な指標になります。

「動作ができた!」と言う結果を求めるのではなく、そこに行き着くまでの感覚も共有いただきながら、効率的な姿勢や動作を共につくっていければと思います。

 

著作者:Freepik

著作者:prostooleh/出典:Freepik

 

END:2024.09.27

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