熱中症について
荒木 一優Conditioning Coach
みなさん、こんにちは！
今回のコラムは荒木が担当いたします。
連日暑い日が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか？
今年は全国的に気温が高い日が多くなっており、
東京では、
7月として過去最多の猛暑日を記録したようです。
今回は、そんな暑い季節に注意したい
熱中症についての情報をお届けします。
熱中症は皆さんもご存知かと思いますが、
暑熱環境によって生じるさまざまな病態の総称です。
高温、多湿、照り返しの強い環境では、
カラダから熱を放散することが難しくなり、
さらにそのような環境で運動をすると
熱産生が増して、カラダに熱が蓄積して、
体温が上昇します。
熱中症は、重症度によって
熱けいれん、熱疲労、熱射病に分類されます。
熱けいれん：
大量の発汗により、水分と塩分が減少し、
筋肉のけいれんを起こす。
熱疲労：
心拍出量の低下により、血圧低下、
顔面蒼白などのショック症状が出現する。
熱射病：
体温上昇、全身の発汗停止、意識障害などが出現する。
熱中症の予防には、
こまめな水分補給が重要となります。
発汗により水分と同時に
塩分も失われるため、
0.1〜0.2％程度の食塩水を摂取することが
水分補給のポイントです。
（市販の飲料水で、
ナトリウムが40〜80mg（100mlあたり）含まれていると、
0.1〜0.2％程度の食塩水に相当します。）
また、子どもは特に熱中症に注意が必要です。
その理由は、
晴天時には地面に近いほど気温が高くなり、
身長の低い子どもは大人よりも
さらに高温の環境になることになるからです。
さらに汗腺などの体温調節機能が
未発達なことも要因の1つにあげられます。
まだまだ暑い日が続きますので、
熱中症について理解して予防しましょう！
END：2023.08.22
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