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運動がうまくなる第一歩は「指しゃぶり」だった!? ― 赤ちゃんの“感じる力”が動きの土台をつくる ―

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中澤 優斗Conditioning Coach

皆さん、こんにちは!
R-body大手町店の中澤です。

 

突然ですが、あなたは最近、「自分のカラダの動き、ちゃんと感じられていますか?」

 

トレーニングで成果を出したい、ケガをせずに動きたい、もっと動きを洗練させたい。
そんなときに欠かせないのが、「感じる力」です。

 

たとえば、地面に足が着いたときの感触や、バランスを取るときの体の位置、力の入れ具合など。
これらを正確にキャッチできるかどうかが、実は「上手に動けるか」のカギを握っています。

 

今回のコラムでは、この「感じる力=感覚」の正体に迫りながら、なんと赤ちゃんの“指しゃぶり”が運動学習の第一歩だったという驚きの話をご紹介します!

 

◆ 運動がうまくなるには、「感じる力」が大事

スポーツで上手に動けるようになるには、筋トレや練習だけじゃなく、「どう感じているか」もすごく大事です。
たとえば、ボールが手に当たったときの感触、足が地面に着くときの強さ、バランスをとるときの身体の位置など。
こうした感覚をキャッチする力がないと、正しい動きにはつながりません。

 

このプロセスを「運動学習」といいます。
運動学習とは、「感じて、考えて、動いて、うまくなっていく」という流れです。
この運動学習は赤ちゃんの頃から、実はこの学習が始まっているんです!!

 

◆ R-bodyの施設で「感じる力」を強化する種目

R-bodyの施設では「感じる」感覚を増やすために、Naboso製品を活用しています
・Naboso製品についてのコラム(荒井コーチ):https://r-body.com/blog/20230124/9395/

 

◆ 指しゃぶりは「感じる練習」だった!

赤ちゃんは生まれる前、お腹の中で指しゃぶりをしています。
これは癖ではなく、「自分の体を感じる練習」なんです。

 

生まれた後は、授乳で「吸う動き」や、手やおもちゃを口に入れてなめるなどして、いろんな感覚(熱い・冷たい・やわらかい・かたい・味がする)を覚えていきます。
こうやって、「口の中で感じる力=口腔感覚(こうくうかんかく)」が育っていきます。

 

◆ どうやって「口の感覚」をつくるプロセスは?

赤ちゃんが「感じる力」を身につける順番を簡単に説明します。

 

・お腹の中(胎児):指しゃぶりスタート。羊水の味も感じる。
・生まれてすぐ:乳首を吸うことで「吸う」「飲む」といった感覚を覚える。
・3〜6ヶ月ごろ:自分の手を口に入れたり、なんでもなめて確認。
・6ヶ月〜1歳:離乳食を食べながら「噛む」「舌を動かす」ことを覚える。
・1歳以降:発音・呼吸・感情のコントロールなどにも関係してくる。

 

◆ まとめ:動きは「感じる」から始まる

私たちの体は、「感じる → 考える → 動く」の順で成り立っています。
赤ちゃんの指しゃぶりは、まさにその「最初の”感じる”体験」なのです。

 

つまり、スポーツが得意になるためにも、まずは自分の体をよく知ること、感じることがとっても大切です。
それは赤ちゃんの頃から始まっていて、「感じる練習」は、誰にとっても運動の第一歩なのです。

 

カラダに興味がある方や運動をもっと上達させたいと思っている方は、自分の感覚を高めることから意識してみましょう!
それが本当の意味での「運動を学ぶ」ってことなんです。

 

END:2025.08.21

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