トレーニング前に知っておくべき大事なことは?
酒井 正洋Conditioning Coach
みなさん、こんにちは!
今回の担当は酒井です。
トレーニングの目的は、「動けるカラダになりたい、運動不足を改善したい、引き締まったカラダにしたい、走れるようになりたい、スポーツのパフォーマンスを向上させたい、猫背姿勢をを整えたい、腰痛や肩こりなどのカラダの不調を軽減したい…」など多岐にわたります。
また、トレーニングの内容についても呼吸、ストレッチ、コアトレーニング、ストレングストレーニング、パワートレーニング、瞬発系トレーニングなど、こちらもたくさんあります。
しかし、どんな目的であっても、どんなトレーニング方法であってもすべてに共通することがあります。
それは、 「自分のカラダを自分で動かす」ということ。
だからこそ、自分のカラダがどんな特徴を持っているかを知っておくこと がとても重要になります。
「股関節が硬いと感じがする」「肩が硬いと感じる」「腹筋が弱いと感じる」など、感覚的に自分のカラダの状態を捉えていることもあるかもしれません。
ですが、それが果たして “今のカラダの状態”を正確に表しているかどうか?
一度立ち止まり、確かめてみる必要があるのではないでしょうか。
なぜ“自分のカラダを知る”ことが大事なのか?
トレーニングは「今の自分のカラダがどういう状態か?」を理解しているかどうかで、トレーニングの質が大きく変わります。
たとえば、”筋肉が弱い”と感じていて筋トレを始めたとしても、実は可動域(=関節の動きの範囲)が制限されていたり、バランスや姿勢が崩れていたりすることで、正しい動作でトレーニングができず、結果としてケガにつながったり、思うような成果が得られないこともあります。
動かす土台としてのカラダの機能が、整っているかどうかを事前にチェックしておくことは、トレーニングをより安全かつ効果的に進めていくためには、とても大切なポイントです。
ここでは、スポーツ庁が公開している、「室伏広治 長官考案・実演の「身体診断セルフチェック」動画」をご紹介します。
【スポーツ庁/室伏長官が考案・実演する身体診断「セルフチェック」動画】
▶︎https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/jsa_00040.html
スポーツ庁が提示する「セルフチェック」では、「首の可動性」「肩の可動性」「胸椎の可動性」「股関節の可動性」「足首の柔らかさ」「体幹部・上半身・下半身の筋力」など、11のテーマで自分のカラダの機能をチェックできるようになっています。
自分のカラダを知っておくメリットはたくさんある!
たとえば、股関節の可動性が低ければスクワットで膝や腰にストレスがかかる可能性があります。
また、胸椎の可動性が低ければ肩の動きが制限され、肩こりや投球時の肩や肘の痛みを引き起こすリスクが高まります。
自分のカラダの機能を知らずに、ただトレーニングを行っても、トレーニングで得たいカラダの変化が思うように得られなくなることもあります。
トレーニングの目的も内容も多岐にわたりますが、漠然と「トレーニングをしよう!」と考えるのではなく、自分が今どこにカラダの“クセ”があるか、どこに“動かしにくさ”を抱えているかを事前に理解し、整えてからトレーニングを行うことが、トレーニングの質をさらに高める大事なポイントになります。
自分のカラダを「知る、整える、鍛える」の流れで、ぜひトレーニングを実践してみてください!
END:2025.11.25
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