脊柱(背骨)を3面に動かそう!
石原 亜耶Conditioning Coach
皆様、こんにちは!
今回の担当は大手町店の石原です。
今年ももう12月…。
2025年も残り1ヶ月を切りましたね。
いい天気の日もあれば、気温がグッと下がって、カラダがガチガチになる日も。
気づいたら背中が固まっている!という感覚がある方いらっしゃいませんか?
今回脊柱(背骨)に関するお話をさせていただきます。
脊柱とは、可動する椎体
頸椎:7個、胸椎:12個、腰椎:5個。
癒合している部分
仙椎:5個(癒合して仙骨に)、尾椎:3〜5個(癒合して尾骨に)からなる、一般的にいう「背骨」のことです。

冒頭に寒さから背中が固まっていませんか?というお話をさせていただきましたが、実は背骨が動くことはとても重要なのです。
脊柱の動きが重要である理由
私たちが日常生活やスポーツで自然に行っている「立つ・歩く・ひねる・しゃがむ」といった動作。
そのほぼすべての中心にあるのが 脊柱(背骨) です。
脊柱はただ姿勢を保つための柱ではなく、全身の運動連鎖を調整する「司令塔」ともいえる存在です。
脊柱は頸椎・胸椎・腰椎が連鎖し、それぞれが分節的に動くことで全身の動作がスムーズに連動します。
皆さん、ロボットをイメージしてみてください。

ロボットには背骨が無いため、動きが心地ないイメージがありませんか?
(最近のロボットは進化してかなり人間の動きに近づいていますが、、)
ロボットのような関節が少ないぎこちない動きでは、しなやかな動作がつくりにくくなります。
分節的に動くことが理想ですが、脊柱が固く動かなくなると、肩や腰へ負担が集中しケガにつながりやすくなります。
今回ご紹介するのは、脊柱を3方向に動かすストレッチです。
脊柱はカラダを前後に倒す動作(屈曲、伸展)だけでなく、左右(側屈)やひねる(回旋)といった3方向に動く関節です。
一方向だけのストレッチではなく、3方向に動かすことによって、より脊柱の可動域を向上させていきましょう。
【やり方(各2回ずつ)】
①四つ這いの姿勢をとります。

②脊柱全体を丸めるようにして深呼吸2回
(首に力がはいらないように注意!)

③脊柱全体を伸ばすように胸元から顔を持ち上げて深呼吸2回
(首だけの動きにならないように注意)

④右側から自分の踵を見るように脊柱をカーブさせ深呼吸2回。
(イメージはCの字!)
反対に左からも踵を見るように脊柱をカーブさせます。
(この時にお尻がずれないように体幹を安定させる)

⑤臀部を踵につけ、片手を胸の下へ置き、反対側の手は頭の後ろに添え天井をみるように胸椎を回旋させて深呼吸2回。
反対側も同様に行う。
(おへそは真下に向けたままで、頭からお尻に軸があるイメージで実施してください)
ぜひ毎日のコンディショニングに、脊柱のストレッチを取り入れてみてください!
柔らかい脊柱を手に入れてしなやかな体をつくり、ケガの予防につなげましょう!
END:2025.12.02
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