『事実』と『解釈』を切り分けて考える
松浦 秀和

皆さんこんにちは!
R-bodyの松浦です。
本日はR-bodyが、お客様に対してコンディショニングや機能チェックを実施する際に意識している姿勢についてご紹介いたします。
——コンディショニングサービスや普段の会話に込められたR-bodyの姿勢——
私たちR-bodyのコンディショニングコーチが、日々のセッションで何より大切にしていることの一つに、「事実」と「解釈」を切り分けて考える、という姿勢があります。
一見すると当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はここを丁寧に扱えるかどうかで、コンディショニングの質は大きく変わります。
例えば、お客様から
「最近、歩くと膝が不安で……」
という言葉を引き出したとします。
ここでの事実は、「お客様が“歩くと膝が不安だと感じている”と話された」という点です。
一方で、「膝に問題がある」「筋力が弱っているに違いない」といった考えは、まだ検証されていない解釈に過ぎません。
私たちは専門家であるがゆえに、経験や知識から“先が見えてしまう”ことがあります。
しかし、その見立てがどれだけ妥当だとしても、それを事実と混同してしまった瞬間に、お客様のカラダや背景を正しく理解する機会を失ってしまいます。
カラダの感覚をヒアリングしたり質問したりすることは、単なる情報整理のフレームではありません。
お客様の言葉、動き、反応を事実として丁寧に拾い上げるためのツールであり、同時に、コーチ自身の思い込みや先入観にブレーキをかける役割を持っています。
では事実と解釈が混ざったまま進んでしまうと、何が起こるでしょうか。
本来は確認すべきだった背景や生活習慣、過去の経験が置き去りにされ、「こうだと思うから、こう整えましょう」という一方通行のコンディショニングになってしまいます。
それは、R-bodyが大切にしている“お客様と一緒にコンディションを整えていく”姿勢とは、少し離れたものです。
「事実を大切にする」ということは、決して機械的になることではありません。
むしろその逆で、お客様の言葉をそのまま受け取り、「そう感じているのですね」「もう少し詳しく教えてください」と関心を向け続ける、誠実な関わり方です。
その積み重ねが、お客様自身の気づきにつながることも少なくありません。
一方で、解釈そのものが悪いわけではないという点も重要です。
解釈は、仮説として持つからこそ意味があります。
「もしかすると、こういう要因が関係しているかもしれない」という視点を持ちつつ、それを事実で検証していく。
このプロセスこそが、スポーツ医・科学に基づくコンディショニングの本質です。
R-bodyが掲げる「ホンモノを身近に」というValueは、難しい専門用語を使うことではありません。
事実と解釈を丁寧に切り分け、分かりやすい言葉で共有し、お客様と同じ目線でカラダを理解していくこと。
その姿勢そのものが、“ホンモノ”であると自負しています。
事実を尊重すること。
解釈を急がないこと。
その姿勢こそが、R-bodyらしいコンディショニングの土台なのです。
ではまた次回のコラムでお会いしましょう!
END:2026.01.23
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