自律神経〜命を支える仕組み①〜

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山口 和希Conditioning Coach

みなさん、こんにちは。

R-bodyの山口です。

 

今回から自律神経生理学について

シリーズ化して綴らせていただきます。

自律神経系とは・・・

末梢神経系のうち、

内臓機能を調節する部分は

自律神経系と呼ばれます。


平滑筋、心筋および腺を支配し、

呼吸・循環・消化・代謝・分泌・体温維持・排泄・生殖など、

生体にとって最も基本的な機能の調節を担うものです。

 

特徴として、随意的な制御を受けないことがあります。

好いた人が現れると胸は高まり、

隠したくても顔が赤らむ、

嘘をつくと鼓動が聞こえるようになる。

自立神経系はまさに現代でいう

嘘発見器としての一面も持っています。

要は制御したくてもできない部分ですね。

 

また、自律神経系は

生体の内部環境の恒常性の維持に重要な役割を果たします。

体内の環境は『一定』というよりは

『ある範囲の状態』にゆらぎを持って保たれています。

 

一日のうちでも早朝の睡眠中には最も低く、

その後少しずつ上昇して夕方にピークを示します。

その差は1℃程度。

体内の水分や塩分、

糖分の濃度や量、

あるいは血圧もこのような

サーカディアンリズム(概日リズム)

を示しながら『ある範囲内』に保たれており、

その範囲を逸脱しなけらば

危険な状態に陥ることはありません。

 

この働きが備わっているため、

人は北極でも砂漠でも生きていくことができます。

 

我々が健康に生きていられるのは

理性や知性によってではなく、

カラダが本来持っている

『カラダの知恵』によってもたらされます。

そのため『カラダの知恵』を

理解することによって

人々は病気や苦痛をも

乗り越えられるのではないでしょうか。

 

ということで今回は以上になります。

次回は、交感神経・副交感神経についてです。

乞うご期待!

 

参考文献:

優しい自律神経生理学〜命を支える仕組み 鈴木侑子【編著】

 

 

END:2023.01.06

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