Exercise as Medicine
突然ですが、
皆さんは痛みがあったらどこに行きますか?
ひどい痛みなら整形外科などの
病院に行くこともあると思いますが、
日頃から気になっているような
肩こりや腰痛、膝痛などの慢性痛であれば
多くの方は接骨院や整体などの
治療院に行くと思います。
ところが
痛いところを治療した直後は痛みが引くものの、
翌日になったらまた元通り
という経験はないでしょうか?
患部の治療はもちろん大切ですが、
その部位が痛くなってしまった根本の原因は
痛い部位とは別の部位からきていることが多いです。
高いところに洗濯物を干す時に
腰に痛みが出る人の例です。
肩をバンザイする柔軟性がなく手が上がらない人は
高いところに洗濯物を干す時に
バンザイだけだと届かないので
無意識に腰を反って手を上に伸ばしていることが
痛みの原因かも知れません。
痛い部位は
“痛い”という感覚で分かりますが、
“痛みを引き起こしてしまった部位”は
自分ではどこに潜んでいるかは見つけづらいです。
ですから、大切なのは
まずカラダがどの様な動きのクセを
持っているかを知ることです!
まずは簡単な姿勢チェックをして見ましょう!
力を抜いて自然に鏡の前に立って見てください。
その時に注目ポイントは手の甲の向きです。
人によっては手の甲がよく見える人もいれば
半分見えている人もいるかと思います。
もしくは
手の甲は見えず親指しか見えていない人もいるかと思います。
皆さんの手の甲はいかがでしょうか?
正しい姿勢は
手の甲が正面から見えず
親指だけが見えている状態が望ましいです。
この時、
手の甲全体もしくは半分見えている人は
猫背になっていると言えます。
さて、
このように手の甲が向いてしまうのは
なぜでしょうか・・・?
骨模型を見てみましょう。
そもそも人間の腕は肩甲骨から付いています!
背中が丸くなり
肩甲骨が外側に広がってしまうと
それに伴って腕の骨も前に移動してしまうので
結果、手の甲が前に見えて来てしまうのです!
では
この様な姿勢を改善するために
オススメの運動をご紹介します!
是非やってみてください。
【cobra(コブラ)】
やり方
①うつ伏せになり、手を横に45度広げる。
②胸を開くように親指を天井に向け肩甲骨を寄せる。
肩甲骨を寄せることで胸を床から少し浮かせる。
肩甲骨が背骨によっている感じがあればOKです。
※注意点
みぞおちが床から離れるくらい反ってしまう
(腰を反るのはNG)
実際にこの運動をやってみた方、
もう一度鏡の前に立ってみてください。
手の甲はどこを向いていますでしょうか?
意識しなくとも
手の甲が見えていない状態でしたらOKです!
是非やってみてください!
END:2018.06.07
END:2020.07.22 archive