【分離と協同を更に詳しく その3】
【分離と協同を更に詳しく その3】
以前のコラムで、分離と共同を以下のように説明しました。
https://r-body.com/blog/20180911/1511/
ーーーーー以下抜粋ーーーー
分離と協同とは、
動作時の関節運動において、
各関節の主な役割を「動かす関節」と、
「安定し、動きの土台となる関節」
の2種類に分ける。(役割を分離する)
そのうえで、
それらを同時にコントロールする。
(協同させる)
と説明できるのです。
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https://r-body.com/blog/20180817/1286/
このように、各関節の役割分担をし、
同時に協同させる事が必要ということでした。
本日は、主要な関節が
どちらの役割分担に適しているのか、
joint by joint Theory
(ジョイント バイ ジョイント セオリー)
という考え方を用いて紹介します。
joint by joint Theoryとは、
アメリカの著名な理学療法士であるGlay Cook氏と、
Strength CoachであるMike Boyle氏が
その骨子をまとめたコンセプトです。
R-bodyの代表である鈴木も、
10年以上前からそのコンセプトに共感し着目していました。
その内容を簡単に解説すると、
人間の主要な関節は、
Mobility joint「動かすのに適した関節」と、
Stability joint「安定させておきたい関節」
がジグザクに並んでいる。
という考え方です。
例えば、
股関節は「動かすのに適した関節」
腰(腰椎骨盤帯)は「安定させておきたい関節」
胸椎(腰よりも上の背骨)は「動かすのに適した関節」
と言った具合となります。
全身の関節が、
だいたいこんな感じに役割分担を担っている。
ということをイメージして運動を行うと、
スクワットをして腰が痛くなるのは、
足首に問題があるかもしれない…
というイメージが持てるようになってきます。
次回はそのあたりを詳しく説明していきます。
分離と協同を更に詳しく その4
https://r-body.com/blog/20181112/2073/
END:2018.10.23