炭水化物の役割とは?
皆様
こんにちは。
本日は山本が担当させて頂きます。
今回の内容は前回の栄養コンシェルジュ1ツ星の内容から
少しだけお送りします。
( 栄養コンシェルジュとは:http://nutrition-concierge.com)
本日は食品の持つ生理機能について。
まず初めに、本日主役の炭水化物。
ダイエットするときに抜いたり減らしたりすると
痩せると、よくトピックに挙がりますね。
でも実は、単に食べたからと言って体重が増加する
という訳ではないのです。
結論から申しますと、
「 摂りすぎたらNo Good!!」
過ぎたるは猶及ばざるが如し、
とはかの孔子の言葉だそうですが
まさにその通りですね。
摂りすぎて余ってしまったブドウ糖は、
中性脂肪として体内に貯蔵されます。
しかし、
「 何だ、ではやはり食べないほうがよいのか・・・」
という訳ではございません。
炭水化物を摂らないと
リバウンドする危険性が高まります。
ヒトの血液には「 血糖 」と呼ばれる
血液中を流れるブドウ糖が存在しています。
( ブドウ糖=炭水化物が分解されていったもの )
血糖値という言葉は聞き覚えがあるかと思います。
この血糖、激減するとヒトは昏睡してしまいます。
なので体は血糖が少なくなると、
必死にカラダの材料を分解して
血糖を作りだそうとします。
忙しくて1、2食抜いたからといって、
いきなり街中で倒れてしまったら困りますよね。
なので、そうならないようなシステムが
カラダには備わっています。
「 糖新生 」というシステムです。
このシステムは、
体内のブドウ糖量が枯渇すると発動します。
どんな作用かと言うと、
「 筋肉などカラダの材料を分解して、糖を新たに生み出す 」
というシステムです。
つまりブドウ糖を摂らないと
どんどん筋肉が落ちていきます。
これがリバウンドのリスクが高まる原因です。
炭水化物を食すことで、
この糖新生に歯止めをかけることができるのです。
( 細かくは触れませんが、
インスリンとグルカゴンというホルモンのお話です。
グルカゴンという消費するホルモンが、
血糖値が低下してくると分泌されます。 )
どうでしょうか。
そう考えると炭水化物、抜くのも良くないと思いませんか?
また体のエネルギーとなったり、
他にも様々な効果を炭水化物は与えてくれます。
ただし、量には気をつけてくださいね。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、ですよ!
★最後に誤解を生まないように★
さんざん「 良い悪い 」と言っておりましたが、
実は栄養は良い悪いではありません。
食べたらどんなことが体内で起こるか、だけです。
決して良い悪いでは言えないのです。
誰にとって?どんな目的で?
それによって良し悪しは
変わりますからね!!
( ※内科的に糖質制限が必要な方は、
すべてがその限りではありませんので
お医者様のご指示に従ってください )
END:2020.07.26