固定が及ぼす影響

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R-body

皆様、こんにちは。

 

本日のコラムは、上野が担当いたします!

 

 

 

今回のコラムでは【足関節捻挫】をテーマに

怪我が起こった後の固定が及ぼす影響をお届けします!

 

 

 

 

 

このコラムをご覧になっているみなさんは、

これまでに足をひねった経験はありますか?

 

 

 

 

段差を踏み間違えて・・・

ヒールを履いて歩いている際に・・・

スポーツの際に相手と接触して・・・

 

 

 

 

その際には、

足部の内返し(回外・内転・底屈)と呼ばれる運動が強制されたことにより、

外側の靭帯や組織に過度なストレスが加わります。

 

 

 

 

高度な損傷は骨折や靭帯の断裂を伴う場合もあり、

損傷の程度によってはテーピングやギプスにて固定が必要になります。

 

 

 

 

 

 

靭帯損傷の程度により、固定の期間が変わりますが

 

 

軽度損傷 約3週間

高度損傷 約6週間

 

 

こちらの期間の固定を行う可能性があります。

 

 

 

 

固定を行う目的は、

損傷した組織を必要以上に動かさずに修復する事です。

 

 

 

その際には【足関節】の動きを制限する必要があるため

 

関節を構成する

筋肉や関節の組織(以下:軟部組織)も、

同時に動かない状態になります。

 

 

 

 

関節の動きを司どる筋肉は、

その機能を使わないと徐々に力を失っていく性質があります。

 

 

 

 

結果として、

固定除去後には【関節拘縮】と呼ばれる

関節を構成する軟部組織が萎縮をし、

その伸長性が失われる事で関節の動きが小さくなる状態になります。

 

 

しかし、

軟部組織(一部を除く)は失われた機能を取り戻す事が可能であり

適切な固定による処置と運動療法により、

元の状態まで治癒する事が可能となります!

 

 

 

つまりは、

大きな器質的変化が無い限り体の機能は元に戻ると言うことです!

 

 

 

 

今回のテーマである足関節捻挫は

外傷の中でも”再受傷”しやすいケガの一つです。

 

 

繰り返し起こさないためには、

全身運動の中で足関節が正しく機能する状態を維持し続ける必要があります。

 

 

 

 

R-bodyがお届けする日々のコンディショニングも、

元の機能を取り戻し維持するためのトレーニングの一つです。

 

 

 

痛みや動作不良を起こしている原因が、

必ずしも同じ場所ではないと考えられます。

 

 

その原因となる関節の機能も、

今は【正しく動いていない】だけであり、

本来得たい機能を引き出す事が可能になると考えられます!

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

今後も皆様の日々のコンディショニングにお役立てる情報をお届けしていきます!

 

 

参考図書

・柔道整復学(理論編)

・教養としてのスポーツ科学

 

 

END:2020.08.13

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