ウィンターコラム
コラムをお読みの皆様
こんにちは!
本日は上野が担当いたします!
日を追うごとに寒くなり、
いよいよ冬本番も間近になりましたね!
今回のコラムでは、スポーツでの防具や道具によって
体の動きが変わる事についてお伝えしたいと思います。
今回のテーマはスキーです!
結論としてお伝えしたいことは、
スキーには股関節が大切!と言うことです。
なぜかというと、
スキーの道具で特徴的なものは
「ブーツとスキー板」であり、
足関節の可動域が大きく制限された中で
動作を行なっています。
スキーブーツは、
足関節が14〜20°程度しか曲がらない
構造になっています。
(※競技によって多少異なります)
本来であれば、
大きな可動性をもつ足関節の動きが
半分以下に制限されます。
関節の動きで考えると、
その隣にある膝関節が
その分を補って動きたくなりそうですよね・・・
膝関節は、矢状面の動きである曲げ伸ばしが得意な関節です。
より多くの動きを求められた際には、
動きたくない横方向(前額面)や、
捻る動き(水平面)が起きてしまいます。
結果として膝関節に負担をかけることになり、
スキーヤーには膝周辺の怪我が多い理由となります。
では、このリスクを避けるためには、
どうすれば良いのでしょうか?
その答えが股関節にあると考えています!
股関節は関節の形状から、
多方向に動くのが得意な球関節です。
こちらの関節が大きく動くことで、
制限された足関節の動きを補うことが可能になります。
陸上では、股関節、膝関節、足関節が
3つ同時に曲がることにより、
地面からの力を得て動作を行うことができます。
しかし、スキーを履いた雪上では、
股関節>膝関節>足関節の順に、
可動域が小さくなります。
仮に股関節が十分に機能していないと、
膝関節に多くの負担がかかると考えられます。
特に下半身にのみに的を絞りましたが、
全身運動の中で股関節が正しく動くことで、
スキー動作を機能的にすることが可能になると考えられます!
今回のように、道具によって関節の機能が制限されることも
競技の特性として捉えることが出来ます。
スキーに限らず、
様々な競技特性の土台になるものが、
コンディショニングと言えます!
皆様の目標に向けた、
コンディショニングを習慣にしていきましょう!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
END:2020.12.15