痛みの正体とは・・・
皆さん、こんにちは!
R-bodyの荒井です。
今回皆さんにお伝えするのは、
痛みのメカニズムです。
そもそもなぜカラダが痛みを感じるか
考えたことはありますでしょうか?
カラダには温かさ/冷たさを感じるのと同様に、
特定の力学的力と化学物質に反応する侵害受容器という、
危険感知センサーが存在します。
例えば、
写真のように捻挫をするとそのセンサーが働き、
脳に今はカラダが痛んでいるよと信号を出します。
その結果痛みを感じます。
つまり、
ここで理解しておいてもらいたいことは、
痛みがその組織で必ず起きているものではなく、
痛みはカラダの防御反応の一つと言えます。
例えばヘルニアです。
成人の多くが腰の画像を撮影すると、
椎間板の変性を認めます。
いろんなリサーチがされていますが、
年齢+10%くらいの割合でヘルニアがあると言われています。
私であれば35歳+10=45%、
つまり2人に1人がヘルニアということです。
しかしながら、
症状(痛み)として感じる人とそうでない人がいます。
これが先程お話しした、
痛みのセンサーはあるが、
痛みを感じている部分に
痛みがあるわけではないということです。
ではどのようにヒトは痛みを作り出すのでしょうか?
そのプロセスは、
なんらかの情報インプット→情報の精査→アウトプット(痛み)
という流れになっています。
この一連のプロセスには、
運動習慣はもちろんのこと、
ストレス・食生活・生活環境など
様々なものが関係しています。
例えば、心理的に強いストレスを受けた時に
お腹が痛くなったり、
頭痛がする人も少なくないと思います。
このように痛みは怪我をしたから、
あるいは組織が傷ついているから起こる
という単純なものではないのです。
ある調査では、
日本の人口の40%近くが
慢性的な痛みを抱えていると言っています。
もちろんケガをした直後は、
そのケガをした部位の痛みのセンサーが過敏になり、
実際に痛みを強く感じるでしょう。
しかし、
ケガをしてから3ヶ月や半年以上経過して痛みがあるのは、
おそらくそのケガの部位だけの問題ではないということです。
そういった慢性痛に悩んでいる方は
何が原因として考えられるか、
一度弊社のConditioning Consultationを受けていただくか、
治療家の評価を受けていただくことをお勧めします。
痛みを理解することは非常に難しく、
今日は概論だけのお話となりましたが、
痛みに関するコラムは、
今後も書いていきたいと思いますので
また是非ご覧ください。
END:2021.01.05