膝前十字靭帯のリハビリ日記③

  • SHARE

石原 亜耶Conditioning Coach

こんにちは!
今回の担当は石原です。

本日は膝禅前十字靭帯のリハビリ日記③
ということで、
手術の当日の様子をお伝えしたいと思います。
(もうとっくに復帰しておりますが、
お付き合いいただければ幸いです。)

過去のコラムはこちら↓
膝前十字靭帯のリハビリ日記①
膝前十字靭帯のリハビリ日記②

 

前回のコラムにて手術前に大切なことは

・腫脹の軽減
・関節可動域の回復
だとお伝えしました。

 

手術当日の朝はこんな感じ。

そんなに腫脹は残らず!
ややふくらはぎの筋肉が痩せた感じでしょうか。

膝周りの周径位を測ってみると、
怪我をした左膝は、
右より2cmマイナスの状態でした。

可動域に関しては、
伸展という膝を伸ばす動きに関しては
制限が残らなかったのですが、
実は屈曲という膝を曲げる動きは
少し可動域の制限が残っておりました。

 

また、膝動揺性計測
(どれだけ膝関節が曲げ伸ばしできるかではなく、
どれだけ関節がぐらぐらになっているか)
を行いました。

イメージはこんな感じです。

機械を装着し、
1と2の方向に膝を動かした時
(微妙に膝が前後するのですが、)
その左右差が2mm以下だと
OK(=緩みすぎていない)という
指標になるそうなのですが、
私の場合1.87mmと合格ラインでした。

もっと数センチほどの
左右差がでるのかと思いましたが、
何ミリの世界のようです。

そこまで緩くないのでれば、
手術しないでもよいのでは?!
と思いましたが、
やはり微小な動揺性でも
長年続いてしまうと
軟骨や半月板に影響してしまうので、
やはり手術はした方がよいとのことでした。

 

12:55

手術室に入ると、
よくドラマ等でみる手術台がありました。
(当たり前です。笑)

名前を確認しいざ麻酔!と思ったのですが、
つけている酸素マスクの密着が強く、
息ができず苦しく、
息ができないことに焦り、
心拍数が下がらず・・・
そんなスタートだったことを覚えています。

全身麻酔での手術でしたが、
麻酔が投与されると一瞬で意識がなくなり、
気がついたら自分の足がこのようになっていました。

装具での固定と、
機械を使ってのアイシングをされている状態でした。
中をチラリ

 

時計は14:45

約1時間半くらいの手術だったと思います。
痛み止めが効いていたためか、
ほぼ痛くなく無事に手術が終わりました。

 

上の写真を見てみるとわかると思うのですが、
傷が少なくとてもキレイ!
もっと手術の傷が残ると
想像していたのでびっくりしました。

5ヶ所の傷がありましたが、
②〜⑤は内視鏡の傷だったので
少し穴が空いている程度の傷。
医療の進歩はすごいと思いました。

 

その後1時間くらい経つと、
膝全体にずーんとするような違和感がでたので
痛み止めを打ってもらいましたが、
それからは痛みがでることはなく、
しっかりと眠ることができました。

 

手術前はとても心配なことだらけでした。
麻酔が切れて
途中で起きてしまわないのか、とか・・・
手術後も痛み止めが効かなくて
痛くて眠れないのではないか、とか・・・

 

ちなみに、
どんな手術をしたか簡単に説明すると、
自分の半腱様筋という
腿の裏の筋肉の繊維を取り出し、
それを靭帯の長さくらいまで折り曲げていき、
脛骨と大腿骨に穴をあけて通し、
ボルトで止める。
それが切れてしまった
靭帯の代わりにするという手術です。
聞いているだけでも恐ろしくないですか?(笑)

どんな手術をするか知っているトレーナーでも、
怖いものは怖いんです。(笑)

 

でも、励ましてくれる優しい看護師さんや、
リハビリを担当してくださった理学療法士の方、
麻酔科の先生、栄養士の先生、
そして主治医の先生と、
チームで手術を担当してくださったおかげで、
そんな心配は必要なかったと思いました!

 

まだまだここからのリハビリが長いのですが、
今回は手術当日の様子をお届けいたしました!
次回から入院中のリハビリからお届けいたします!

 

END:2023.03.14

 

ーーーーーーーーーーーー

店舗情報について
大手町店:https://r-body.com/center/otemachi/
柏の葉店:https://r-body.com/center/kashiwanoha/

カラダのくすり箱トップへ戻る
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com