ストレッチの適切な秒数〜Ⅰb抑制〜
皆様こんにちは!
今回のコラムは、小川より
お身体の情報をお届けいたします!
今回の内容はストレッチの適切な時間についてです。
皆様が日々コンディショニングを行う上で
何気なく実施しているストレッチの
理論的メカニズムについて解説いたします!
本日のキーワードは
「Ⅰb抑制(ワンビーよくせい)」です。
そもそもストレッチには様々なストレッチがあります。
・スタティックストレッチ
・ダイナミックストレッチ
・アクティブストレッチ ・・・etc
今回は「スタティックストレッチ」について解説いたします!
(その他のストレッチについては店頭にて
各コーチにご質問いただければと思います。)
スタティックストレッチとは、
皆様がよく実施しているストレッチのことで、
下記画像のように止まった状態で行うストレッチのことです。
スタティックストレッチの作用を
解説するために必要なのが、
今回のキーワードである「Ⅰb抑制」です。
スタティックストレッチの目的は、
筋の柔軟性の改善や過剰な緊張の抑制です。
筋が硬くなっている時は、
筋肉は脳から「収縮しろ」という命令が
出続けているときとも言えます。
その命令を止めるのが「Ⅰb抑制」です。
「Ⅰb」というのは神経の名前をさしており、
筋肉の両端、つまり腱にある神経のことです。
この神経の役割は、
どれくらい腱が引っ張られているのか
ということを感知することです。
ーー
つまり、
ストレッチなどによって筋肉が引っ張られると、
両端にある腱も引っ張られます
↓
腱が引っ張られるとⅠb神経群が反応し、
腱の張力の情報が脊髄(中枢神経)に送られます
↓
脊髄で腱の張力を感知すると、
ストレッチされている筋肉に対して、
弛緩するように命令が出されます
ーー
これが「Ⅰb抑制」です。
このⅠb抑制にかかる時間が
およそ20秒とされているため、
基本的には20秒以上ストレッチすることで
ストレッチの効果を得ることができます!
このように、ストレッチの理論も理解した上で
日々のコンディショニングを行うと効果的かもしれません!
質問などありましたら、
お気軽に店舗スタッフにお声かけください。
END:2023.10.27
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店舗情報について
大手町店:https://r-body.com/center/otemachi/
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