「腰を回せ」は危険！
小野寺 未来Conditioning Coach
みなさん、こんにちは！
本日のコラムは北海道東川町にいる小野寺が担当します！
私は、2021年7月より写真の町東川町に移住をし、
東川町の町民の健康サポートを行なっております。
この活動は3年目になりました。
東川町HP
東川町での活動について
みなさんは以下の言葉を聞いたことがありますか？
「腰を回せ！」
野球やゴルフなどの身体を捻るスポーツで
聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
実は「腰を回せ！」というのはとても危険です！
捻ることを専門用語で回旋といいます。
回旋動作をする際に、腰が捻れるイメージを
お持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、
腰は回旋可動域をほとんど持っていません。
私たちの身体にある背骨（脊柱）は
以下のようになっております。
上から、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨
という名前がついています。
一般的にみなさんがいう「腰」は腰椎です。
この腰椎の回旋可動域は10度前後と言われています。
10度というのはかなり少ないですよね。
ここで、回旋動作を思い出していただきたいのですが、
例えば、
野球のバッテイング動作、何度くらい回っていそうですか？
ゴルフのスイング動作、何度くらい回っていそうですか？
野球のバッテイング動作もゴルフのスイング動作も
10度以上回っていますよね？！！
実は腰椎ではなく、その上にある胸椎が30度前後回旋してくれています。
また、脊柱以外にも股関節が45度前後回旋してくれるため、
みなさんの思い描いている回旋ができています。
そのため、「腰を回せ」を鵜呑みにして回そうとすると
そもそも構造的にも回らない腰椎が
無理してしまい、痛みが生じてしまいます。
さて、
「腰を回せ」という言葉が
身体の構造を考えると、
できないことがわかっていただけたのではないでしょうか。
ぜひ、正しく身体を理解して、
ケガせず、スポーツや日常を楽しんでください！
END：2024.02.13
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