アスリートのコンディショニング指導において重要なこと
R-bodyではアスリートのトレーニング指導する上で
競技に必要な要素としてパフォーマンスピラミッドの話をしております。
パフォーマンスピラミッドとは
2000年代にアメリカのトレーナーによって提唱された
パフォーマンスの考え方です。
添付の図はその考え方に
R-bodyが言葉を付け足し改良しているものになります。
基本的な姿勢や動作(図でいうMovement)ができていることを前提として、
体力レベル(図でいうPerformance)、
さらには技術レベル(図でいうSkill)を向上することで
高いパフォーマンスが発揮できるというものです。
R-bodyのコンディショニングは
障害予防に特化しているため
このパフォーマンスピラミッド全てをカバーしているわけではありませんが、
この図でいうmovement、
つまりコンディショニングを正しく行うと
パフォーマンス向上に繋がることがよくあります。
車での例え話になりますが、
車を運転するドライビングスキルがSkii。
車をより早く動かすためのエンジンがPerformance。
車が正しく動くためのパーツ、例えばタイヤなどがMovementになります。
ことトレーニングというと想像するのは
このエンジンを大きくするための筋トレが頭に浮かびますが、
いくらエンジンが大きくなっても
タイヤがパンクしていたらコースアウト(ケガ)してしまいます。
逆にエンジンを大きくしなくても
タイヤをチューンナップ(コンディショニング)することで
早く走れるようになる可能性があります。
先日もランナーの方とお話ししましたが、
ケガをしているため長期間走ることができなかったが
その間コンディショニングをしていた。
その間走ってはいないが自己タイムを更新したというケースもあります。
このようにコンディショニングをしっかり行うことで
障害予防のみならず、パフォーマンスを高める一因になることが考えられます。
しかしながらアスリートやスポーツのパフォーマンスを高めたい方に
闇雲にコンディショニングをすれば良いというわけではありません。
R-bodyではアスリートやクライアントの主訴のヒアリングに重点を置いています。
・どのような技術や体力要素をあげようとしているのか
・その技術習得に必要な要因は何か
関節がどのくらい動いた方が良いか
動作を適切に行うために力がどのくらい必要か
・どのような環境下で行うか
対人スポーツなのか、グラウンド状態か、使用する道具、天候
・エネルギーシステム(スピード・筋力・パワー・代謝)はどの程度のものか
有酸素運動か無酸素運動か。競技時間はどのくらいか。
・どのような心理状況か
あげたらキリがないかもしれませんが
大きく大別するとこのような感じになるかと思います。
コンディショニングを提供する上で特別なことをする必要はなく、
実施する内容は至ってシンプルです。
見た目はシンプルなのですが
その裏側に考慮すべきことは沢山あります。
R-bodyは選手やクライアントの要望に合わせて
トレーニングメニューを作成しておりますのでお気軽にご質問ください。
END:2024.03.12
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