地域にコンディショニングを浸透していくための秘訣

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中島 秀雪上級Conditioning Coach

こんにちは、R-bodyの中島秀雪です。
2021年に北海道東川町に移住し、町民の皆さまと共に「健康なまちづくり」を推進しています。

 

東川町での活動も4年目を迎え、多くの方々に視察にお越しいただけるようになりました。
その中で、町や町民にこれだけ広くコンディショニングを広められたポイントを尋ねられることが多くあります。


今回は、その背景にある学びと実践を共有させていただきます。


東川町の文化から学んだこと
活動を始めるにあたり、東川町の文化や風土を深く理解するために、以下の2冊の書籍を読みました。

1. 『東川スタイル―人口8000人のまちが共創する未来の価値基準』
この書籍では、東川町が独自のライフスタイルを築き上げた過程が紹介されています。
特に印象的だったのは、松岡市郎前町長が提唱した「3つの“ない”はない」という考え方です。
これは、「予算がない」「前例がない」「他の町でもやっていない」という理由で挑戦を諦めるのではなく、まずはやってみて、必要に応じて軌道修正を行うという姿勢を示しています。

また、住民一人ひとりが「自分ごと」として町づくりに関わる風土が根付いており、「自分が」ではなく「自分も」という意識で取り組む姿勢が、地域全体の協働を促進しています。

2. 『攻める自治体「東川町」―地域活性化の実践モデル』
この書籍では、東川町が過疎地指定を受けながらも、ユニークな施策で発展を続ける過程が詳しく描かれています。
特に、地域への愛着や誇りの醸成、自治意識の向上、地域ブランドの構築など、15の取り組みが紹介されており、地域活性化の実践モデルとして非常に参考になりました。


著者である長野県立大学の中村稔彦教授は、「もっと世の中に周知されるべき内容である」と述べています。
東川町には「東川町って良いまちだよね」と感じるファンが多く存在し、その魅力が口コミで広がっています。



コンディショニングを広めるための取り組み
これらの書籍から学んだことを基に、東川町での活動に取り組んできました。
当初は、東川町B&G海洋センターでコンディショニングセッションを開催していましたが、認知度が低く、参加者が少ない日々が続きました。
そこで、チラシと名刺を持って町内の事業者へ挨拶回りを行い、教育委員会や役場の方々にも協力を仰ぎ、人が集まる場所や人脈のある方々を紹介していただきました。
その結果、町のさまざまな場所でコンディショニングを実施する機会を得ることができ、町民の皆さまに直接触れていただくことで、徐々に参加者が増えていきました。

また、町のイベントや地域住民のコミュニティにも積極的に参加し、関係を築くことを心がけました。
その結果、町民の方々から「R-bodyを東川町へ呼んでくれてありがとう」という感謝の声をいただくこともあり、地域に溶け込むことの大切さを実感しました。


これらの取り組みを通じて、東川町ではコンディショニングが地域に根付き、多くの町民の皆さまにご参加いただいています。
今後も、町民の皆さまと共に「健康なまちづくり」を推進してまいります。


東川町という町にご興味のある方は、ぜひこれらの書籍をお手に取って読んでみてください。

 

END:2025.04.22 

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店舗情報について
大手町店:https://r-body.com/center/otemachi/
柏の葉店:https://r-body.com/center/kashiwanoha/

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