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肩が上がるのに引っかかる感じが出る理由

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油井 明澄Conditioning Coach

みなさん、こんにちは。

R-bodyの油井です。
本日は「肩は上がるのに、動かすと途中で引っかかる感じがする」
そんな違和感についてお話しします。

腕は最後まで上がる。
日常生活で大きく困ることはない。
それでも、動かした瞬間にどこかスムーズでない感覚が残る。

このような状態は、決して珍しいものではありません。
そして多くの場合、「痛くないから大丈夫」として見過ごされやすい違和感でもあります。

しかしこの引っかかる感じは、肩の状態を考えるうえで、ひとつの大切なサインになります。

 

引っかかり感は「痛み」ではなく、動きの質の問題

まず前提として知っておきたいのは、痛みの有無と、動きの質は必ずしも一致しないということです。
痛みがなくても、関節や筋肉の連動がうまくいかなければ、動きはどこか不自然になります。
肩が上がるかどうか、可動域があるかどうかだけでは判断できない部分が、「引っかかる感じ」として表れることがあります。

 

理由① 肩甲骨の動きが十分に使われていない

腕を上げる動作は、肩関節だけで行われているわけではありません。
実際には、腕の動きに合わせて肩甲骨も動き、両者が連動することでスムーズな挙上が成立します。

この肩甲骨の動きが小さい、あるいは動き出しが遅れると、肩関節だけで腕を上げる形になり、途中でブレーキがかかったような感覚が出やすくなります。
見た目上は上がっていても、内部では負担の大きい動き方になっている場合があります。

 

理由② 肩関節内の動きが滑らかでない

肩関節は、単純に腕を持ち上げる関節ではなく、関節の中で回転や滑りが組み合わさって動いています。
この関節内の動きがスムーズでないと、最終的に腕は上まで上がったとしても、途中の可動域で引っかかりや抵抗感が生じます。
これは、柔軟性が足りないというよりも、動きの通り道が整っていない状態と考える方が自然です。

 

理由③ 筋肉の働くタイミングが合っていない

肩を上げる際には、三角筋や僧帽筋、棘上筋など、複数の筋肉が協調して働きます。
重要なのは、どの筋肉が「どれくらい強く」働くかよりも、どの順番で、どのタイミングで働くかです。
筋力が十分にあっても、このタイミングがずれると、動きは滑らかにならず、引っかかるような感覚が出ることがあります。

 

理由④ 可動域はあるが、動き全体が整っていない

「肩は上がるから問題ない」
そう判断されることは少なくありません。

しかし、動作の途中を細かく見ていくと、
・特定の角度で重さを感じる
・ある位置だけ動かしにくい
・左右で感覚が違う
といった偏りが見つかることがあります。

これは、可動域があることと、動きが整っていることは別であることを示しています。

なぜ違和感が残りやすいのか

こうした引っかかり感は、日常の姿勢や動作の積み重ねとも関係します。
長時間のデスクワーク、スマートフォンを見る姿勢、肩だけで動かすクセ。
一つ一つは小さなことでも、積み重なることで、肩まわりの動き方に影響を与えます。
その結果、痛みではなく、違和感として表に出てくることがあります。

 

まとめ:引っかかる感じは、カラダからのサイン

肩が上がるのに引っかかる感じがする場合、それは単なる気のせいではありません。
肩そのものだけでなく、肩甲骨や体幹との連動、動き全体の流れを見直す必要があります。
引っかかる感じは、悪いものでも、危険なものでもなく、カラダの使い方が少しズレてきていることを知らせるサインです。
痛みが出てから対処するのではなく、違和感の段階で動きを見直すことが、肩を長く快適に使い続けるための大切なポイントになります。

 

END:2026.02.24

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