お子さんを抱っこして腰に違和感を感じるママさんへ(実践編)
いつもカラダのくすり箱を
ご覧いただき、ありがとうございます。
R-bodyコンディショニングコーチの片桐です。
引き続き、
小さいお子さんを育てているママさんに
向けたコラムとなります。
前回コラムはこちら
「お子さんを抱っこして腰に違和感を感じるママさんへ 」
前回は、
抱っこしていると写真のような姿勢になっていませんか?
腰に違和感を感じることはありませんか?
という投げかけをさせていただきました。
今回は、このような姿勢とは
どんな不具合がおきているのかの解説と、
改善策をお伝えしていきたいと思います。
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抱っこのように、
「カラダの前に重りを持つ」となると、
下半身は前に、上半身は後ろにというように
自然と重心のバランスを取ろうとして、
弓なりのような姿勢になってしまいます。
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“弓なりの姿勢”
というのをもう少し解説すると
(1)骨盤は通常の位置よりも前傾となり、股関節の前面の筋肉が短縮する
(2)骨盤の上に繋がっている腰椎は通常よりも伸展(反った状態)する
(3)腰椎が伸展してしまうと、前後の重心のバランスを調整するために、腰椎の上の胸椎が丸まる
といった状態になってしまいます。
なので、改善策としては
3つのポイントを抑えることが必要です。
① 股関節の前面の筋肉を伸ばして骨盤の位置を戻す
② 腰椎が反らないように体幹を安定できるようにする
③ 胸椎を伸展できるようにする
上記ポイントに基づいて改善策をご紹介しますので、
ぜひ実践してみてください!
① 股関節の前面の筋肉を伸ばして骨盤の位置を戻す
エクササイズ:「ももの付け根のストレッチ」
・膝立ちになって後ろ足の股関節の付け根を伸ばします。
・膝をついている側のお尻に力をいれたまま、
少しだけ股関節を前にスライドして、深呼吸を2回します。
※腰反らないように注意しましょう。
② 腰椎が反らないように体幹を安定できるようにする
エクササイズ:「フロントブリッジ」
・肘とつま先を床につけて頭から足先まで一直線になり、
15〜30秒キープしましょう
※腰が反ったり、お尻が上がらないように
お腹を丸める意識をしましょう
③ 胸椎を伸展できるようにする
エクササイズ:「コブラ」
・立った状態で、お腹に力を入れたまま腕を後ろに引いて
肩甲骨を真ん中に引き寄せましょう
(肩甲骨を真ん中に引き寄せると胸椎を伸ばすことができます。)
・10回繰り返しましょう
※肩甲骨を寄せた時に腰を反らないようにしましょう
最後に・・・
ゴールは抱っこ姿勢を常に直していく意識が
出来るようにすることですが、
実際、抱っこしている最中には、
直したり意識したりするのが難しいと思います。
(抱っこしている間、
子どもはじっとしてくれることもなく、
それを支えながら動かなければいけないですよね・・・)
大事なのは、
抱っこのような姿勢が崩れたり
負担がかかる動作があったとしても、
それをリセットできるように、
今回ご紹介したエクササイズを実施して、
コンディショニングすることです。
ご自身が5〜10分取り組める時間を決めて、
ぜひやってみていただけると幸いです。
今後も、身体に起こるさまざまな不調に関して、
ママの視点で改善策をお伝えできたらと思っています。
次回以降もお楽しみに!
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内閣府 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
「ママもまんなか」子育て支援プロジェクトに参画しており、
抱っこで肩がこるママさんや腰痛にお悩みの妊婦さん、
なかなかご自身のケア時間が取れないママさんなど
ご参加の皆さまに寄り添う運動指導教室を開催しています。
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END:2023.10.24
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