リハビリ日記⑤〜退院後のリハビリ編〜

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石原 亜耶Conditioning Coach

皆さんこんにちは!
本日の担当は石原です。

 

間が空いてしまいましたが・・・
膝前十字靭帯のリハビリ日記⑤ということで、
退院後のリハビリについてお話したいと思います。

 

過去のコラムはこちら↓
膝前十字靭帯のリハビリ日記①
膝前十字靭帯のリハビリ日記②
膝前十字靭帯のリハビリ日記③
膝前十字靭帯のリハビリ日記④

 

8日間の入院生活を終え、
退院時には
松葉杖なしの装具をつけた状態での
歩行、階段の上り下りができるようになりました。

 

退院後は1週間、
自宅でのリハビリを実施しました。
主に病院で行っていたメニューです。

 

・膝蓋骨(膝のお皿の骨)を動かすセルフマッサージ

・膝を自分で引きつけて可能な範囲で動かす訓練

・大腿四頭筋(腿の前の筋肉)に力を入れる練習

・SLR(シングルレッグレイズ・・長座の姿勢で片足を真っ直ぐ上げる練習

・その場足踏み

・浅めのスクワット

 

などなど・・・
折角入院時にリハビリをして順調に可動域が回復してきていたので、
その可動域が元に戻らないようにするため、
継続してリハビリに取り組んでいました。

 

退院してからは下記のようなスケジュールです。

 

初期段階(手術直後~2週間)は、
痛みの軽減、腫れの管理、可動域の確保を目標に。

9月:
退院1週間後から出社。
お世話になっているスパインダイナミクスの理学療法士の
嵩下先生や岡元先生のお力を借りながら、
患部の徒手的な治療を行いました。

 

中期段階(2週間~6週間)は、
筋力の回復、膝の安定性の向上、
膝関節曲げ伸ばしの可動域の拡大を目標に。

10月:
股関節周りのストレッチ、ハムストリングの強化、
両足でハーフスクワット、つま先立ち、
体幹トレーニングを実施。

11月:
上記に加え、片足でのスクワットや、
低いBOXに座った状態からの片足立ちの練習を実施。

 

後期段階(6週間~12週間)は、
日常生活への復帰、競技レベルの活動への準備を目標に。

12月:
ジョギング、バレーボール練習においての軽い対人パス、
その場でのスクワットジャンプと、
少しずつ強度の高いリハビリメニューを実施。

 

最終段階(12週間以降)は、
スポーツや高強度の活動への完全復帰を目標に。

ダッシュや切り返し動作も実施。

 

最後まで苦労したのは
膝を曲げる動作(屈曲)の可動域が戻らなかったことです。
そのため、しゃがむ動作や、正座ができませんでした。

しゃがむ動作の経過です。

 

術後2ヶ月半

まだまだしゃがめていません。

 

術後4ヶ月

少ししゃがめるようになったので、背中が丸まらずにしゃがめるようになりました。

 

術後5ヶ月半

一つ前の写真より背中が丸まってしまっていますが、お尻と床の距離が近づいてきています。

術後6ヶ月

だいぶ膝の角度が深く曲がりしゃがめるようになりました。

このように、毎日リハビリを繰り返しても、
自分が思っているより
目に見える変化は少なく微々たるものでした。。泣

ですが、根気よく繰り返すことで、
患部のコンディションも保つことができ、
問題なく競技復帰をすることができます。
今ではバレーボールを問題なくプレーすることができています!

 

少し激しい試合になったり、試合数が多くなると、
実は膝が負荷に耐えきれず腫れたりすることがあったり、
曲げ伸ばしがしにくくなったりすることがありますが、
その都度コンディショニングをして
元の状態にリセットするようにしています。

 

ですが、これはきっと
トレーニングの負荷や、多面的な動作習得が
まだまだ足りていないということだと思い
日々トレーニングに励んでいます。

 

次回以降は、更なる競技パフォーマンスの向上に向けた、
トレーニング方法のご紹介をしていければと思います。

 

END:2024.08.27

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