スポーツのためのトレーニング再考 〜トレーナーになって気づいたこと〜
髙田 章史上級Conditioning Coach
皆さん、こんにちは!
本日のコラムは髙田が担当します。
今回は「スポーツのためのトレーニング」を改めて考えてみたいと思います。
私自身、学生時代はバスケットボールに8年間(インターハイ出場)、ラクロスに4年間(全日本選手権出場)取り組んできました。
どちらの競技にも真剣に向き合い、少しでも上手くなろう、強くなろうと取り組んでいました。
ラクロスを始めた頃、バスケット経験者として、相手を抜く・ディフェンスでついていく動きには自信がありました。
でも、シュートだけはどうしても上達しない。
どれだけ狙っても、打っても、あっさり止められてしまいました…。
一方で、野球経験者のチームメイトは、驚くほどスピードのあるシュートを打っていました。
「え?体ってどう使うの?」「野球から始めた方がいいのか?」
なんて、半分本気で思ったこともあります(笑)。
当時の私は、「体をどう使えばシュートが速くなるのか」がまったく分かっていませんでした。
とにかく「筋力が足りないんだろう」と思い込み、ひたすらベンチプレスに明け暮れる日々。
100kgを挙げられるようにはなりましたが…ラクロスのシュートは相変わらずでした。
今、トレーナーとしてカラダの仕組みを学んだ私は、こう思います。
「胸椎が回旋動作に優れている関節だから、そこをもっと動かせばよかった」
「しかも、ただ捻るだけじゃなく、胸椎を“3面”で動かす必要があった」
「寝た状態で行うトレーニングだけでなく、立った状態での動きも必要だった」
「さらには、全身を連動させるようなトレーニングも」
「スピード要素を含んだトレーニングも取り入れるべきだった」
トレーナーになった今なら分かることが、あの頃の自分には全く見えていませんでした。
もし、もっと早く“機能解剖”や“動きの原理原則”に出会っていたら──。
あの頃のプレーは、もう少し変わっていたかもしれません。
だからこそ私は今、競技者はもちろん、選手を支えるコーチや指導者の方々にも、「カラダの仕組み」や「正しいトレーニングの方法」を知ってほしいと思っています。
そんな想いから、R-body ACADEMYの機能解剖コースや、コンディショニングコーチ養成コースをつくりました。
選手の可能性を広げたい、もっと科学的なアプローチで指導したい──
そんな方は、ぜひリンクを覗いてみてください。
自分の経験が、誰かの「気づき」や「変化」に繋がれば、大変嬉しく思います。
END:2025.07.01
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