コーチは何を考えながらトレーニングフォームを修正しているの?
みなさん、こんにちは。
今回はコンディショニングコーチの酒井が担当します。
今日はコーチがどういうことを考えながら、
トレーニング動作を正しくできるように指導しているか?
をご説明したいと思います。
例えばSQ(スクワット)というトレーニング。
しゃがんだ時に膝とつま先を同じ方向であるのが正しい動作です。
ところが、
しゃがんだ時に膝が内側に入ってしまうこともよくあります。
この動作を繰り返し行うことで 膝の関節に負担がかかり、
膝のケガに繋がるリスクが高まるため良くない動作として考えています。
この動作を見たときにコーチが考えることは、
「膝の関節は曲げ伸ばししかできない関節なので、
膝が内側に向くってことはその隣にある股関節か足関節に問題があるかも?」
(膝の構造についてはこちらのコラムを読んでいただくと理解が深まります)
という視点で動作を見たりします。
要は、
股関節や足関節が正しく動かせていないことが原因で、
膝が内側に向くという動作が生まれる可能性がある、
と考えます。
そこで、
股関節や足関節が正しい動作をできるようにするために、
膝を外側に向ける動作(股関節の外旋動作)をエクササイズしてみたり・・・
足首をまっすぐ動かす(足関節の背屈)エクササイズをしてみたり・・・
間違った動作を生み出していると考えられる原因の関節を
正しく動かす練習をしてから、
再び、同じスクワットを実施してもらいます。
コーチはこのようなことを考えながら、
いつもコンディショニング指導をしています。
みなさんもカラダを鍛えながら、
「どうして膝が内側に入ってしまうんだろう?」
とアタマもフル回転させながら
トレーニングを頑張ってみてください!
END:2021.02.12