休息は重要

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川田 真琴上級Conditioning Coach

こんにちは、R-bodyの川田です。


「スクワット 10回を2セットやりましょう」

このようなやりとりは、R-body施設でも
トレーナーとお客様の間でよく見かける光景です。

この時、実施するスクワットに集中しますが、
1セット目と2セット目の間の休息時間もとても大切な時間です。

それは、エネルギー回復の観点で重要であることはもちろん、
情報整理の観点からも重要となります。

エクササイズのポイントや注意点。
トレーナーからのアドバイス、実施してのお客様自身の感覚など。
情報を整理して、次のセットに向けての準備時間として
休息時間は重要となります。

デフォルト・モード・ネットワーク(以下DMN)と言われる、
脳の神経活動があります。

これは、脳が意識的な活動をしていないとき、
ぼんやりしているときなどに活性化する神経回路です。

DMNの主な役割には、「危機への備え」と「情報の整理」があります。

今日は「情報の整理」についてお話しします。
脳は以下のプロセスで情報を処理していると言われています。

①入力:五感を通して情報を収集

②整理:入力した情報を取捨選択

③出力:言葉や行動を起こす

DMNの働きが弱いと、
②の脳内で情報整理がなされず、
情報が散らかった状態になると言われます。

それは、インプットした情報が脳に定着しづらくなることを意味します。
しかし、DMNが正常に働いていれば、脳内の情報が整理されます。

では、どのようなことをすることでDMNが活性されるか。

さまざまな方法があると言われていますが、
エクササイズ間で実施できる方法をお伝えします。

1. 調身:
背筋を伸ばしつつ、力を抜く
身体の姿勢を整えること。
背筋が自然に伸び、余計な力が入っていない状態を作ることです。

2. 調息:
「息を吐く方を長く」して、深呼吸をする
息を吸っているときは、
身体を活動モードにする「交感神経」が優位になり、
吐くときには、身体を休息モードにする「副交感神経」が
優位になる傾向があると言われています。
そのため、「吐く息」のほうを長くし、深く呼吸する。

1と2をトレーニングのセット間の休息時間や、
種目と種目の間の休息時間に実施することで、
DMNが活性され情報が定着しやすくなるということです。

トレーニングのみならず、
日常生活においては様々な情報が五感を通じてインプットされます。

情報整理や脳の活性のためにも、
お散歩やコーヒーを飲む時間、ゆっくり温泉に行くなど、
ぼんやりする時間を意識的につくるといいですね。

 

END:2024.05.28

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