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富士山登頂レポート 〜自然の中でカラダと向き合う時間〜

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山口 和希Conditioning Coach

みなさん、こんにちは。
R-bodyの山口です。
先日、R-bodyの伊藤コーチ・荒木コーチと共に富士山に登りました。
今回は、その体験記を皆さまにお届けします。

 

五合目から登り始め、最初は樹林帯を抜ける道のり。
一歩一歩高度を上げるごとに空気が薄くなり、しっかり呼吸をしないと頭が重くなります。
普段どれだけ「深く息を吸えていないか」に気づかされる瞬間でもありました。

六合目、七合目と進むと岩場が増え、足場を選びながら上がる場面も。
股関節を大きく動かし、体幹を安定させながら進むことで、「日頃のコンディショニングがこういう場面で生きるのだ」と実感しました。

八合目を過ぎると視界が一気に開け、眼下には雲海が広がります。

 

そして九合目の山小屋で一泊。



雲の上で見上げた夜空には、皆既月食が重なり、月が影に隠れたことで、星の輝きがいっそう際立って見えました。
標高3,700mで体験する、贅沢な時間です。



早朝2時に再び登り始め、富士山の 最高到達点・剣ヶ峰(標高3,776m) に到着。
午前5時、澄んだ空気の中で迎えたご来光は、言葉にならないほど清らかでした。

登山では、普段以上に「呼吸の大切さ」を実感しました。
高所では胸郭をしっかり拡張し、呼吸を深めないと高山病につながるおそれがあります。
同時に、「日常ではここまで深く息を吸えていなかったのでは」と、呼吸習慣を見直すきっかけにもなりました。

また、登りでは股関節の動きが重要で、下りでは疲労が重なり膝や足首への負担を感じました。
改めて「日頃からカラダを整えておくこと」の大切さを、身をもって実感しました。

ガイドさんから富士山の御神体としての歴史や逸話も聞き、登山体験がより豊かなものになりました。
江戸時代の富士講の人々は、白装束をまとい仲間と共に数日かけて登山し、心身を清め新たな自分に生まれ変わる巡礼として富士山に挑んだといいます。
その話を聞きながら、今回の登頂もまた、カラダと心を整え、新たな自分に出会う時間だったのだと感じました。

富士山は、ただ登るだけでも特別な体験です。
しかし、その挑戦をさらに価値あるものにするのは「日々のコンディショニング」。
少しずつカラダを整えていくことで、誰もがこの景色にたどり着けるはずです。
ぜひ皆さんも、カラダを整えることを積み重ねながら、いつか富士山に挑戦してみませんか?

 

END:2025.09.26

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店舗情報について
大手町店:https://r-body.com/wordpress/center/otemachi/
柏の葉店:https://r-body.com/wordpress/center/kashiwanoha/

 

 

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