「運動をはじめたい」と思った方へ 〜スポーツ・健康まちづくりの観点から〜
中島 秀雪上級Conditioning Coach
新年になると、「今年こそ運動をはじめよう」そんな言葉を、新年にはよく耳にします。
ジムに通ってみようかな。
ウォーキングを始めてみようかな。
家で簡単なトレーニングをしてみようかな。
そう思ってはいるけれど、実際にはなかなか行動に移せない。
気づけば、いつもの日常に戻ってしまった。
そんな経験は、きっと多くの方にあるのではないでしょうか。
運動が続かないと、
「自分は三日坊主だから」
「続けられない性格だから」
そう感じてしまう方もいらっしゃいます。
実はそれはよくあることで、特別なことではありません。
私たちが関わっている北海道東川町や奈井江町でも、運動を始めたい気持ちはあるけれど、最初の一歩がなかなか踏み出せない、という声を多く耳にします。
そんな中で、印象的な出来事がありました。
「まず、来てみました」 あるイベントに参加された方が、その翌日、運動できる場所を訪ねてくださいました。
その方が口にされたのは、とてもシンプルな言葉でした。
「とりあえず、まず来てみました」
「しっかり運動しなきゃ」
「ちゃんと続けなきゃ」
そう考えすぎることなく、“まずその場に行ってみる”という選択をされたのです。
また、別の方からはこんな声も聞かれました。
「行く前はちょっと面倒だなと思う日もあります。でも、“行くだけでもいい”と思うと、気持ちが楽になります」
このように、最初から完璧を目指さないことが、結果的に続けることにつながっているケースが多くあります。
続けやすさのカギは「環境」にもあるように思います。
2023-24年にスポーツ庁、早稲田大学とともに東川町で実施されたコンディショニングによる研究において、
参加者の高い継続率が示されました。
そこには、
「⼀緒にやっている⼈がいるのは⼼強い」
「毎週この⽇だよとなっている方がリズムを作りやすい」 と
コミュニティ性(誰かと⼀緒)とスケジュールの固定が要素として挙がっておりました。
もし今、「運動を始めたいけれど、何からやればいいか分からない」
そう感じているなら、こんなことから始めてみてはいかがでしょうか。
・運動する日を、カレンダーにひとつだけ書いてみる
・まずは身近な施設で開催されている運動プログラムの予約を入れてみる
・誰かと一緒に行く約束をしてみる
行ってみる。
できたら、少し動いてみる。
その積み重ねが、いつの間にか日常の一部になっていくことがあります。
新年は、何かを始めるきっかけにしやすい時期です。
「まずは一度、やってみる」
その一歩がちょうどいいスタートになるかもしれません。
ぜひ試してみてください。


END:2026.01.16
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