スポーツ中のドリンクについて!パート2

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山田 舜契約Conditioning Coach

皆さんこんにちは。

サプリメントについてはオタクちっくな山田舜です!

 

そんな私が担当する今回のテーマは

スポーツ中のドリンクについて!パート2です。

 

今回は高強度のトレーニングの際の

糖質の具体的摂取方法の一案をお伝えしたいと思います!

 

まず初めに、ずばり私のお勧めは、

 

運動中に濃度6%程度のデキストリ or 10%のクラスターデキストリンを

溶かしたドリンクを飲み切る事!

 

こうする事で、

運動中のドリンクからしっかりとエネルギー補給する事が可能です!

運動中の糖質摂取の必要性は前回お伝えしました!

サプリメントとコンディショニング パート1

 

私も筋力トレーニング中や、

趣味のロードバイクに乗るときに携帯しています!

 

では、なぜ6%なのか?

以下に詳しく記していきたいと思います!

 

ここで出てくるのは「浸透圧」の関係です。

ドリンクの吸収速度を速くするなら、

そのドリンクが人間の細胞と同じ浸透圧である必要があります。

 

それを達成するのが、

デキストリンだとおよそ6%程度です。

 

それ以上の濃度で多量に飲むと、

胃に不快感が出てしまう可能性もあり、

スムーズな吸収に繋がらない他、

パフォーマンスにも悪影響を及ぼしかねません。

 

ちなみに、前回出てきた

「クラスターデキストリン」や「ブドウ糖」も

浸透圧の話が関係してきます。

 

クラスターデキストリンは、

デキストリンの分子をより均一に細かくしたものです。

 

分子の数が多いので、浸透圧を低く保つことが可能です。

 

ドリンクの濃度で10%ほどまで上げても大丈夫なようです。

つまり、クラスターデキストリンは溶かせる量が多いため、

より多くのエネルギー補給が可能となります。

(デキストリンの場合1リットル/240kcal程度になるのに対し、

クラスターデキストリンは1リットル/400kcal)

その逆に、ブドウ糖は分子が小さく、

多量に溶かすと浸透圧が高くなってしまいます。

 

これらを考慮すると、

多量の糖質(エネルギー)をドリンクから摂取するために

効率的な材料の順番は

 

ブドウ糖 < デキストリン < クラスターデキストリン

 

であると言えます。

 

と言うわけで、

スポーツドリンクから多くのエネルギーを

効率よく摂取する方法をお伝えしました。

 

しかし、絶対にこれでなくてはならない。

と言うわけでもありません。

 

ブドウ糖は甘味が強いため、

甘党の方であればあえてそちらをチョイスする手もあるでしょう。

 

クラスターデキストリンは比較的高価なため、

10%の濃度が必要ないのであればデキストリンで十分です。

 

ご自身の好みや、気分、

またその日のカラダの状態を考慮して、

是非自分だけのオリジナルドリンクを見つけてください!

 

このコラムがそのための一助となれば幸いです。

 

それでは皆さん

素晴らしいコンディショニングライフを!!

 

END:2020.09.25

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