肩について学ぶ〜肩関節の痛みとは〜

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西山 幸範契約Conditioning Coach

 

今回は西山が担当させて頂きます。

 

外も寒くなり、いよいよ冬ですね。

 

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

風邪などで体調を崩したりしていないでしょうか。

 

コロナの影響でマスクが必需品となっていることで、

風邪などが少ないとの噂も聞きますが・・・

気温が低くなると、節々が痛くなったり、

古傷が痛むなどもあるのではないでしょうか。

 

そんな、痛みが強くなってしまうこの季節にお届けするのは、

肩関節痛についてのコラムです。

 

肩の痛みはどのようなことが原因なのか?

どういう動きができるといいのか

といったところをイメージしていただければと思います。

 

肩関節の構造に関してわからない部分がありましたら、

前回のコラムを参照してください。

 

前回のコラム:肩の関節はどういう構造?

 

 

では、今回のコラムのキーワードは

腱板とフォースカップルです。

 

 

腱板って何?筋肉なの?靭帯なの?

という疑問を明確にしましょう。

 

 

答えは肩関節を取り巻く四つの筋肉のグループの腱から構成される構造体です。

上腕骨頭という腕の骨を肩甲骨の受け皿に保持する機能があります。

 

<腱板(ローテーターカフ)>

・棘上筋:外転(二の腕を外に広げる動き)運動に関与

・棘下筋:外旋(二の腕を外側に捻る動き)運動に関与

・小円筋:外旋(二の腕を外側に捻る動き)運動に関与

・肩甲下筋:内旋(二の腕を内側に捻る動き)運動に関与

 

 

では、

これらの筋肉が重要な要因とは何なのかを簡単に説明してみます。

 

ここで重要なのがフォースカップルです。

 

フォースカップルとは簡単に言うと、

「関節を動かす際に2つ以上の筋肉が連動して動くことによって

関節を適切な運動へ促す」ことです。

 

肩関節には三角筋という大きな筋肉があり、

バンザイする動作(肩屈曲)の際には主に活動する筋肉です。

 

 

この筋肉だけが働くと、

肩屈曲の際に二の腕の骨(上腕骨)が上に引っ張られることにより、

肩峰という肩関節の天井にぶつかりやすくなってしまいます。

 

そこで活躍するのが腱板の中の棘上筋です。

棘上筋により上腕骨は関節に押し付けられ、

関節の適合性をよくします。

 

 

 

 

 

その中で、

三角筋が活動することによって

肩屈曲(ばんざい動作)の際に肩が詰まるなどの症状を防ぎます。

 

 

 

では、肩の関節はなぜ痛みが出てくるのでしょうか。

肩関節で頻発する傷害名としては、

①腱板損傷

②インピンジメント症候群
(インピンジメントとは「衝突する」や「詰まる」という意味)

です。

 

これら2つの傷害の原因は類似している部分もあります。

原因としては、

①肩甲骨との連動性

②腱板機能の低下

③第2肩関節の狭小化

④関節の硬さ(関節包)

が多いです。

 

運動で改善できる部分としては、

①腱板機能の低下、②肩甲骨との連動性

と考えています。

 

①腱板機能低下は

肩関節を適正な位置に修正することが不能となってしまうことにより、

腕を上げる際に肩の部分で詰まり・衝突が生じやすく、

繰り返しストレスが加わると炎症や、

重症になると腱板損傷に繋がっていきます。

 

 

 

②は前回のコラムでも取り上げた

肩甲上腕リズムが影響してきます。
(前回のコラム:肩の関節はどういう構造?

 

肩甲上腕リズムの破綻に影響を与える要素としては

下の写真のように肩甲骨周りの協調性が考えられます。

 

 

肩甲上腕リズムが破綻すると、

以下の写真のようにバンザイ動作をすると

肩がすくみやすくなったりします。

 

肩甲骨周りの筋肉の使い方を整えることで、

肩周りの痛みの改善・予防にもつながっていきます。

 

肩甲骨周りを整える方法も多岐に渡りますが、いくつかご紹介をします。

 

・Cobra

 

・Serratus Anterior Push 4Pt

 

肩の違和感を感じたら、

「歳のせいだから・・・」と思わず、

肩の動かし方がどのようになっているか?

などを気にしておくと痛めてしまう可能性も低くなります。

 

こういった知識を持ち、

自分のカラダを自分で整える術を

持っていただけるよう、

引き続きR-bodyのコンディショニングコーチたちがお伝えしていきます!

 

 

END:2020.10.30

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