猫背姿勢が気にならない方は見ないでください

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酒井 正洋Conditioning Coach

みなさん、こんにちは。
今回はコンディショニングコーチの酒井が担当します。

 

自分の姿勢がどうなっているのか?
気になる方は結構いらっしゃると思います。

仕事場や日常生活においてオンラインで会話をする機会も増え、
その度に自分の姿勢を見て
何か感じる方も増えてきてるのではないでしょうか?

 

今回のコラムでは
以下のポイントをお伝えしていきたいと思います。

①猫背姿勢とは?

②猫背姿勢改善エクササイズの紹介

 

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①猫背姿勢とは?

そもそも猫背姿勢とはどのような姿勢のことか?

 

横から見た時の目安としては、
「耳」「肩」「腰」を線で結んだ時、
一直線上にあるのが望ましい姿勢と言われています。
猫背姿勢の場合、「耳」「肩」の位置が
前方に移動し背骨が丸まっているのが特徴です。

 

この時に起きている関節の動きとしては、

 

「肩甲上腕関節が内旋(ないせん)」

 

「肩甲骨が外転(がいてん)」

 

「胸椎が後弯(こうわん)」し、

 

結果頭が前方にシフトしている姿勢です。

 

肩甲上腕関節の内旋という動作は、
肩が内側に回旋している状態で、
手の甲が前方に向くような姿勢になります。

よく聞く巻き方姿勢は
この肩甲上腕関節の内旋のことを言います。

 

この姿勢は日常生活の中でもよくある姿勢です。

 

例えば・・・

 

パソコンを使っている時の姿勢、
包丁で食材を切っている姿勢、
字を書いている姿勢・・・など。

人によっては、日常生活の中でも多くの時間このような姿勢で
過ごしている方もいるのではないでしょうか?

 

では、この姿勢を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?

 

猫背姿勢だから
「胸を張るようにすればいいのでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、
実はそれだけでは十分ではありません。

 

先程、関節の動きでご説明した通り、
肩甲上腕関節の内旋、肩甲骨の外転、
胸椎の後弯が起きているため、
この3つの関節を
一緒になって動かしていくことが重要になります。

 

これは人のカラダの仕組みの一つでもある、
「運動連鎖/キネティックチェーン」が働いているからです。

 

人のカラダにはたくさんの関節がありますが、
その関節を1つだけ動かすことはほぼできません。

それは「人のカラダ一つの関節が動くとその隣にある関節も動く」
といったカラダの仕組み(運動連鎖)が機能するためです。

 

猫背姿勢の場合だと、
「肩甲上腕関節の内旋」→「肩甲骨の外転」→「胸椎の後弯」
といった関節の運動連鎖(キネティックチェーン)が勝手に起きているのです。

 

ですので、この姿勢を改善させるためには
3つの関節をしっかりと動かしていくことがポイントとなります。

 

②猫背姿勢改善エクササイズの紹介

【スタートポジション】
①あぐらをかいて座ります(あぐらが難しい場合は椅子に座ってください)
②両手を肩につけます

 

【手順】
①カラダの前方で肘と肘をくっつけるようにします
②できるだけ肘と肘をくっつけたまま上方に動かし、肘を天井に向けるようにします
③そのまま後方に動かし、肩甲骨を寄せるようにしながら、大きく1周回します
④上記を5回実施したら、反対周りを5回行います

【ポイント】
・できるだけ肘で大きな円を描くように回して、肩甲骨、胸椎を最大限に動かします

【注意点】
・腰が反らないようにします
・呼吸が止まらないようにします

【回数】前周り5回、後周り5回×1セット

 

END:2024.03.05

 

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