コンディショニング対談 No.01自分のカラダを知るということ。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

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桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

プロ野球選手として国内外でトップを走り続けた桑田真澄さん。現役を引退された今も「ただ長生きするだけでなく、元気なカラダで長生きしたい」と、自分自身のカラダを常にベストに保つためにコンディショニングを続けられています。そんな桑田さんと、R-body代表の鈴木岳.が対談を行いました。桑田さんにとってのコンディショニングに対する考え方や、トレーナーという職業の価値について、日本の競技スポーツにおける教育についてなど、話は多岐にわたりました。

*本文中は敬称略とさせていただいています。
*本対談は2018年2月に行われた内容です。

カラダが大きくない。だから考えた。

鈴木: 桑田さん、わざわざ今日はありがとうございます!

桑田: いえいえ、こちらこそいつもお世話になっています。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

鈴木: R-bodyに通っていただいてもう何年になりますか?

桑田: ぼくが巨人でプレーしていた時からですから、10年以上前の‥‥2005年くらいでしょうか。R-bodyのことは、インターネットで知りました。

鈴木: R-bodyにはアスリートの方だけじゃなく、ビジネスパーソンや主婦の方、ご年配の方まで、いろいろな方々が同じフロアでコンディショニングをしていますが、「あの桑田さん」がそのなかに普通にトレーニングしていているだけでなく、まわりの方にも気さくに話しかけてくださっていますよね。

桑田: お名前も知らないし、どういうお仕事をされているのかもわからない方々ですが、ぼくにとっては同じ空間でトレーニングしている「仲間」という意識なんです。だから、挨拶するのは当たり前だし、トレーニングの成果で体つきが変化した人には「すごいですねぇ!変わりましたねぇ!」と伝えるんです。アスリートだろうが、ビジネスマンだろうが、みんながそれぞれの分野で頑張って、刺激し合えていることが大事だと思います。

鈴木: すばらしいですね‥‥。桑田さんがこれだけ自分のカラダのことや、「コンディショニング」ということを考えてらっしゃるのは、昔からだったのでしょうか。

桑田: ぼくは野球選手としては、決して体格に恵まれていませんでした。当然、自分よりカラダの大きな人たちと勝負しないといけないんですが、たとえ彼らの2倍、3倍トレーニングしても元々積んでいるエンジンが違う以上、彼らには勝てないと感じていました。それでは、勝つためになにが大事かと考えたら「自分の持っている力を最大限発揮すること。そのためには、ベスト・コンディションで試合に臨むこと」という結論に行き着きました。

鈴木: なるほどなぁ。

桑田: そのためには、いいトレーニング、いい食事、いい休養が大事なので、自分で本を読んで勉強したり、世界中のジムやトレーニング施設を見て、最新のトレーニングを試しました。そうやって様々な理論に取り組みましたが、やはり大事なのは自分のカラダを理解して、動作をしっかりコントロールするという考えに立ち返りました。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

鈴木: はい、なるほど。

桑田: 具体的に言うと、自分の重心を感じながら体重をうまく支えることが大事だと再認識したんです。トレーニングの動作とピッチングフォームの動作が結びつくから意味があるのであって、重いウエイトを何回挙げるかという筋トレは、ほとんど意味はないと思っています。

鈴木: まさに、「コンディショニング」ですね。

桑田: たとえば、ぼくは、ボールの投げ過ぎで右肘が左肘と同じようには伸びません。でも、「異常のなかで動かせる正常な動きを見つけていく」というか、「異常な状態が苦にならないようにトレーニングすること」がぼくにとって「コンディショニング」の目的の一つです。R-bodyでは、そうした目的に沿って改善策を明確に示してくれるので勉強になります。

鈴木: わぁ!まさに「動作パターンの習得」っていう、コンディショニングトレーニングで大事な考え方です。たとえば、よくある話でいうと、投手が「肩が痛い」と訴えたときに、肩に原因があるんじゃなくて、実は股関節が動いていなかったり、前に踏み出すときの足に原因があったりする。

桑田: はい、そうですね。

鈴木: だから、「肩を治療して治せばOK!」じゃなくて、まずは肩の痛みの原因である下半身を改善して、つぎに肩と下半身の動きを連動させて、最後にカラダにその動作を覚え込ませるっていう流れが大事なんですよね。

自分に合ったトレーニングかどうか。

桑田: コンディショニングの目的は、人それぞれだと思います。美しく歩きたい、筋肉をつけたい、柔軟性を向上させたい‥‥それぞれの目的に向かって、自分を高めていくという意識を持つことが大切だと思います。コンディショニングには色々な理論があるし、ぼくもR-bodyだけが正解だとは思っていません。でも、R-bodyに通っていて「自分には合っている」と感じています。

鈴木: 桑田さんがすごいなぁと思うのでは、うちの入社2年目のトレーナーの提案でも、ものすごく真剣に聞いてくれるんですよね。それで、まずは実際にトレーナーが提案したことを試してくれますよね。

桑田: R-bodyのすごいところは、常にトレーナーの技術や知識をアップデートしていることだと思います。毎年、レベルアップしていますよね。トレーニングのメニューも、こちらは慣れてきた同じメニューをやりたいのに、トレーナーから「変えましょう」と提案してきます。「なぜ変える必要があるの?」と訊くと、それを丁寧に教えてくれるんです。そういう前向きな姿勢が刺激になっています。

鈴木: 桑田さんは目の前の人に上も下もつくらず、耳をいつも前に向けていますよね。だから、うちの入社2年目のトレーナーのモチベーションもめちゃくちゃ上がっちゃいます(笑)。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

桑田: 陰では「アイツ細かいこと言うからイヤだなぁ」って、思われているかもしれないですけれど(笑)。

鈴木: トレーナーにとってはそういうやりとりは財産なんですよ。こっちもプロとして覚悟を持って提案しているので。なので、「実際にやってみたら効果があった」っていうフィードバックをもらえたらそれは最高です。

桑田: R-bodyのすごさは、やっぱり「教育」だと思います。ぼくも割とトレーニングを勉強していて、わざといじわるな質問をするんですが(笑)、たとえ入社2年目でも、みんな真剣に答えてきます。わからなかったら、正直に「わかりません。勉強します!」と言って、次に会う時に答えてくれますから。

自分のカラダのことは自分が一番知らない。

桑田: ぼくは38歳の時にアメリカのメジャーに行きましたが、向こうで驚いたのが、ケガをした選手に対してトレーナーが「試合には出られない」と言ったら監督も選手本人も、間髪入れず「OK」と答えていたことです。つまり、トレーナーの判断は絶対なんです。

鈴木: 向こうではよく見る光景ですね。

桑田: でも、日本だったら監督が選手に「おい、いけるだろ?」と聞くだろうし、選手も「はい、やります‥‥!」と答えて試合に出てしまいますよね。そのギャップにビックリしました。

鈴木: つまり、「トレーナーという職業の価値」がちがいますね。トレーナーという人たちが、なにができる人たちなのかという認知が日本ではまだまだ低いと思います。テーピングを巻いてマッサージをする人、と思われているかもしれません。それは、自分たちトレーナーの責任です。R-bodyはこれまでもこれからも、日本におけるトレーナーの価値や認知を上げていきたいという想いでやってきていますが。

桑田: 鈴木さんの目から見て率直に、日本のプロ野球におけるトレーナー、コンディショニングのレベルはどうですか。

鈴木: そうですね‥‥。球団のトレーナーの方がR-bodyに勉強しに来てくださることもありますが、知識や技術のブラッシュアップをしている時間がなかなか取れないのかな、と思います。オフシーズンが極端に短いとか、チームのスケジュールがタイトっていう理由かもしれませんが。

桑田: なるほど。先ほどのトレーナーの価値・認知の話じゃないですが、プロ野球のトレーナー自身も、自分の意見を提案しても結論が変わらないなら「ブラッシュアップしなくてもいいか」となってしまう側面もありそうですね。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

鈴木: たとえば、あるプロ野球選手がちょっとしたトレーニングをしたら「ここが痛い」「そこも痛い」と言いはじめるので、痛みの原因をチェックしてみたら、なんてことない、「柔軟性の低下」だったという話はよく聞きます。「柔軟性のトレーニングやってないんですか?」と聞くと、「はい」と。

桑田: トップアスリートと言えども、自分のカラダのことを知らない人は本当に多いですね。競技の専門知識や筋トレの技術しか知らない。柔軟性がカラダの動作にどう影響するかとか、上半身と下半身のバランスがどうなっているかとか、気にする人はあまり多くないかもしれません。

鈴木: あぁ、桑田さんの目から見てもそう思われるんですね。

桑田: そういう意味で言うと、いまでもぼくがR-bodyでトレーニングしているのは、「自分のカラダのことは自分が一番知らないかもしれない」という考えが理由かもしれません。自分のことは、わかっているようでわかっていないことが多いんです。スクワットのフォームひとつとっても、自分のイメージと実際の動作にはギャップがあることが多い。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

鈴木: ‥‥桑田さんがいうと説得力あるなぁ(笑)!

桑田: だから、第三者の意見や考えを聞きたいんです。カラダが思うように動かない時に、「それがどうしてなのか」をトレーナーの方と会話する。「もしかしたらこの柔軟性が足りてない?」と、率直にやりとりができるのがありがたいです。

鈴木: トレーナーとしても、選手自身が自分のカラダのことを理解して、自分に合ったコンディショニングを見つけてもらえることほどうれしいことはありません。

桑田: たとえプロの名選手であっても、自分のカラダのことを理解するのは大変です。R-bodyは「自分らしいカラダ」「自分に合ったトレーニング」と表現していますが、一般の方々にとっても自分のカラダを知ろうとする努力は大切だと思います。

鈴木: はい、「自分らしいカラダで人生を謳歌する人びとがあふれている世の中をつくる」ですね。

野球界の「常識と基本」。

桑田: ぼくは10代の頃から、野球界の「常識」とか「基本」とされていることに疑問を持ってきました。日本の野球界では、プロアマを問わず「ピッチングではまっすぐ立って、肘は肩よりも高く上げて投げる」と教わります。でもぼくは、コーチから教わったフォームで投げると、必ず肘や肩が痛くなるんです。そこで、「コーチの言う『基本』や『常識』って本当に自分に合ってるのかな」と、考えはじめました。そこで、試行錯誤を繰り返しながら「自分らしいフォーム」を追求した結果、完成したフォームはいわゆる「常識」とは全く違うものになりました。

鈴木: はい、はい。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

桑田: 中学の時は専門のコーチがいなかったので、自分の投げやすいフォームで投げて結果が出ていたんです。ところが、高校でに入学したら、あらゆるコーチやOBから一斉に「そんなフォームじゃ通用しない」と言われました。
言われた通りのフォームで投げ始めたら、全く結果が出なくなりました。案の定、ピッチャーをクビになり外野手に転向することになりました。でも、外野手なら返球のフォームを矯正されることはないので、自分なりのフォームで思い通りに投げられたんです。すると、その球を見た臨時コーチの一言が、「お前、今の投げ方でマウンドから投げてみろ」と(笑)。それで、元のフォームに戻したら、高校一年の夏に甲子園で優勝しました。

鈴木: すごすぎます(笑)。

桑田: ところが、プロに進んでからも、全く同じことが起きたんです。「高校時代に記録を残したかもしれないけど、そのフォームではプロは通用しないぞ」と、また監督やコーチから「野球界の常識」を叩き込まれました。

たとえば、村田兆治さんのフォームを見たらわかりますが、明らかに右肩を下げて投球しています。ところが、そんな偉人でさえ「肩を下げちゃいけない」と教えるんです。メジャーリーグの歴代エースも、400勝の金田さん、江川さんを見ても、みんな肩を下げて、肘は肩より低い状態を保って、リリースの瞬間に最も高くなる。でも、彼らが投球フォームを教える時には「野球界の常識」を語ります。

鈴木: はぁーーーー。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

桑田: つまり、自分ではまっすぐ立っていた「感覚」が、言葉にした時に「実際」と変わってしまう。そうか、みんな「言葉」にだまされているんだ、と思いました。

これは、守備にも言えます。守備の目的は「アウトにすること」です。「ボールを止める」ことではありません。でも、今だに現場に行くと「グラブと顔は近く!腰を低く!」、「打球はカラダで止めろ」と教えている。でも、そんな姿勢じゃボールは投げられないし、アウトを取ることもできないんです。

鈴木: そうですよね(笑)。

桑田: ここからわかるのは、どれほどの名選手でも自分のカラダのこと、理にかなった動作は意外とわかっていない、感覚と実際の動きにギャップがあるということです。

R-bodyの「挨拶」。

桑田: トレーナーとしての技術や知識はもちろんですが、R-bodyに来るたびに「すごいなぁ」と感心させられるのは、「挨拶」です。ここで働く人たちの挨拶って素晴らしい。

鈴木: ありがとうございます。それは、めちゃくちゃうれしいですね。

桑田: やはり、気持ちのいい挨拶をされると、こちらもいい挨拶を返したくなりますよね。メールのコミュニケーションが増えて、礼儀が希薄になっている時代です。ある程度の年齢になると、なかなか自分から挨拶しない人もいます。でも、R-bodyに来ると、「挨拶っていいな」って感じさせてくれるんです。

鈴木: ぼくは、うちのトレーナーのことを褒めてもらうのがいちばんうれしいので、もう、最高にうれしいです。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

桑田: R-bodyではコンディショニングだけでなく、そういった「人と人の挨拶の重要性」みたいなものも学びましたね(笑)。

鈴木: 挨拶をすごく大事にしているのは、ぼくの尊敬する先輩が、「誰に対しても同じ挨拶をすること」って教えてくれたんです。たとえば、目上の人にはものすごく丁寧に笑顔で挨拶するけれど、掃除のおばちゃんとか宅配便のお兄ちゃんに同じ挨拶をしないのはダメだぞ、って。

桑田: すばらしい考え方ですね。R-bodyのそういった社員教育は、どこから学んだのでしょうか。

鈴木: ぼくも学生時代はスポーツばっかりやってて、会社の経営やマネジメントなんて勉強したことないんですよ。そんなぼくが会社をつくる上で参考にしているのは、「学校の部活」なんです。つまり、それは「チームワーク」なんですよ。それぞれの学年や人に役割があって、監督がこう言うから自分はこしなきゃいけないとか。部活を通じてマネジメントみたいなものを学びました。社員教育という点では、本当にそれだけです。

ぼくは社会で本当に大切なことは、スポーツのなかに凝縮されていると思うんです。これは、自分自身がスポーツをしてきて、仕事をしてきて、会社を経営してきて、本当に思うことなんです。人を教育するのに、スポーツはすごくいい。スポーツってすごいなぁ、って。

桑田: ええ、そう思います。

鈴木: けれど、うちの社員のことを褒めてもらってうれしいです。うちは本当に「人」だけなんです。

桑田: せっかくの機会なので、もうひとつ、R-bodyのことを褒めましょうか(笑)?

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

鈴木: ありがとうございます!(笑)

桑田: R-bodyの空間ってものすごくセンスがある一方で、豪華なジャグジーもないし、必要以上なサービスがありませんよね。そうした明確なスタンスが、「自分はなにをしに来たのか」という目的意識を思い出させてくれるんです。トレーニングするためのいい環境を整備するのは絶対に大事です。でも、「甘やかす」はダメなんですよね。

ぼく、毎年ワイン作りをしているんですが、良いぶどうをつくるためには、たくさん水を与えて、日当たりのいい場所で栽培すればいいわけじゃない。実は、「もうダメになる限界かな‥‥」という過酷な環境に追い込んだうえで、水分を与えると、どんどん吸収して良いぶどうができるんです。環境は大事、けれど甘やかさない。これは、R-bodyにも言えるんじゃないでしょうか(笑)。

鈴木: R-bodyのコンディショニングセンターはワインづくりと同じ!おもしろいです(笑)。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

「元気な長生き」をしたい。

鈴木: これからの「日本人とカラダの健康」をどう考えますか?

桑田: そうですね‥‥。やはり、「自分らしさ」が大事だと思います。画一的なプログラムを提示したところで、カラダの特徴や変化のスピードは人によって違いますから。

ぼく自身の目標としては、いまはもう現役選手じゃないですが、いつまでも健康でいたいと思っています。100歳まで生きる時代と言われますが、「長生き」はしたいけれど、痛みや悩みのないカラダで「元気な長生き」がいいですよね。

鈴木: はい、まさに、おっしゃる通りです。

桑田: そのためにも、元気に生活するためのコンディショニングをいまからやっておかないと、5年後、10年後はないと思ってるんです。

鈴木: いや、もう、本当にすばらしいなぁ。

桑田: プロ野球選手が引退すると「もう一生分の練習をしたから」と、トレーニングを止める人がいるんです。でも、ぼくは常に自分のカラダについて知りたいですし、野球教室やOB戦に参加しても、できるだけ現役に近い自分でいたいんです。

鈴木: 桑田さんは、OB戦だろうが、ちょっとした野球イベントであろうが、なんであれ、ちゃんと準備されますよね。それも、「不言実行」でカッコよく。ふと家でテレビを観てたら桑田さんが投げてて「あ、これのためだったんだ!」ってあとでわかるんですよ(笑)。

桑田: たしかに、なにか目標を設定して、それに向かって準備すること自体が楽しいのかもしれません。自分のカラダを常にベストコンディションで保つことは、元気で長生きをするためにほんとうに大事だと思います。

鈴木: いえいえ、なかなかできるもんじゃないですよ。

桑田真澄×鈴木岳.(R-body)

桑田: 引退したからこそ感じるのですが、ぼくはビジネスマンでも、主婦でも学生でも、本来はみんなアスリートだと思っています。

鈴木: いわば、「ライフアスリート」ですね。自分の人生や生活のクオリティーを上げるために、カラダを整えておくことは、誰にとっても関係のある話だと思います。もうお時間ですか、桑田さん、今日は本当にありがとうございました!

桑田: こちらこそ、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

桑田 真澄

桑田 真澄MASUMI KUWATA

1968年4月1日大阪生まれ。PL学園で甲子園優勝、高校卒業後に読売ジャイアンツにドラフト1位で入団。2007年にはピッツバーグ・パイレーツに入団、メジャー初登板を果たす。2008年に現役を引退し、2010年に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了、現在は指導者としてもプロ野球解説者としても活躍中。

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